悪用対策。AndroidにAirTagなど紛失防止タグの検出機能を標準搭載か

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Yusuke Sakakura公開日:2022/03/31 7:50

悪用対策。AndroidにAirTagなど紛失防止タグの検出機能を標準搭載か

Appleの紛失防止タグ「AirTag」は、“紛失したものを探せる天才”として大きな注目を集めると共に、多くの問題も議論されています。

特に大きな問題はAirTagを使ったストーキングなどの悪用行為。安価であることやコインサイズで見つかりにくいことを利用して、海外ではAirTagを使って住所を特定する複数のストーカー事件が発生しています。

iPhoneには、他人のAirTagが自分のカバンなど持ちものに混入していた場合、警告を通知する自動検出機能が搭載されていますが、当然ながらGoogleが提供するAndroidには警告機能が備わっていません。

批判を受けたAppleは、Androidスマートフォンでも紛失防止タグを手動でスキャンできるアプリを昨年12月から提供していますが、ダウンロード数はわずか50万程度にとどまっています。

そこでGoogleはAirTagをはじめとした紛失防止タグからAndroidユーザーを守るために、OS標準の検出機能を開発しているようです。

自動検出やUWBチップを活用したピンポイント検出に期待

9to5GoogleがGoogle Play 開発者サービスアプリを解析したところ、Bluetooth Low Energy(BLE)を活用した紛失防止タグ関連のコードを発見しました。

「信頼されていないデバイスの警告」や「信頼されていないタグの検出機能」といったテキストのほかに、紛失防止タグの名称を意味する「ATag」や「Finder tag」「Tile tag」も見つかっています。Tile tagはLife360が提供する紛失防止タグであることはほぼ間違いなく、ATagはおそらくAirTagと予想されます。

「最近変更された場合はタグを呼び出せない場合があります」といったメッセージも発見されていて、自分以外の紛失防止タグを検出した時に、Androidデバイスから紛失防止タグの音を鳴らして場所を特定できるかもしれません。

紛失防止タグの検出機能は開発がスタートしたばかりで、これ以上の詳細は不明です。AppleやTileが提供するAndroidアプリのように手動でスキャンする必要があるのか、iOSのように自動でスキャンしてくれるのか、UWBチップを搭載したPixel 6 ProなどのAndroidスマートフォンで、紛失防止タグの位置をピンポイントに検出できるのかもわかりません。

もちろんGoogleは紛失防止タグの検出機能について正式発表していないため、開発の段階で何らかの問題が生じた場合は提供されない可能性もあります。Googleが現地時間5月11日に開催する開発者向けのビッグイベント「Google I/O 2022」にて、Android 13の先行発表が予想されていることから、何らかの発表があるかもしれません。

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