6月4日、紛失防止タグ「AirTag」向けに最新のファームウェア・アップデートの配信が始まった
今回のアップデートにはAirTagの悪用を防止するためのアンチストーカー機能の微調整が含まれている。これまではAirTagが持ち主から3日間離れると音が鳴る仕様だったが、鳴るまでの時間が長いとの指摘が多かった。
今年後半にはAndroidアプリも登場
AirTagは世界中のiPhone/iPad/Macが位置を追跡して場所を特定する強力な追跡機能を備えていて価格が安いことを理由に効果的なストーカーツールと評価されることがある。
AppleはAirTagの悪用を防止するために、AirTagがペアリングされたデバイスから一定時間離れ続けるーー例えば、ストーカーが被害者のカバンなどにAirTagを混入させるなどした時に、被害者がAirTagの存在に気づけるように音を発する機能を用意している。
Appleが定めた一定期間が3日間と長いことから家族や職場の同僚、恋人など頻繁に会う人がストーカーだった場合はあまり効果的ではないという意見もあったが、CNETによればAppleは今回のアップデートで8時間から24時間内でランダムで音を発するように変更したとのこと。
また、アンチストーカー機能は音だけでなく自分のものではない不審なAirTagを持ち歩いていることを検出した場合にスマートフォンの通知で知らせる機能も備えているが、現在はiPhoneのみでしか利用できない。そこでAppleは今年後半にAndroidアプリをリリースするそうだ。
今回のアップデートのビルド番号は1A276dで、ファームウェアバージョン1.0.276。AirTagは手動でアップデートすることはできず、AirTagがiPhoneに近づいた時に自動でアップデートされる。
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