新型コロナウイルス陽性者と接触した可能性を通知してくれる新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」において、条件を満たした場合でも検知や通知が行われていなかったことが明らかになった。
影響があるのはAndroid版のCOCOAアプリで、全体の利用者のうち30%あまりがAndroidユーザーだという。
昨年9月末から濃厚接触の検知や通知機能が動作せず
新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」は、新型コロナウイルス陽性者の半径1メートル以内に近づいて15分以上接触した可能性を検知するとスマートフォンに通知が届く。
通知が届いた場合は症状に応じて検査の受診などが案内されるなど無症状の状態から感染を疑って感染拡大を防止できるが、厚生労働省の調査により、昨年9月末からAndroid版において検知や通知が動作していなかった不具合が判明した。
厚生労働省は昨年9月28日にAndroid向けにバージョン1.1.4を公開。濃厚接触があった場合にアプリ上に表示する接触判定とプッシュ通知の接触判定を整合的に行うようプログラムの改修し、接触の検出精度の適正化を図るために内部処理を改良していた。
厚生労働省は2月中旬までに不具合の修正を進めているとのこと。iPhone版のCOCOAアプリについては正常に動作している。
COCOAのダウンロード数は2月2日時点で約2,460万ダウンロードに到達。陽性登録件数は10,015件と案内されている。
- | NHKニュース
コメントを残す