NTTドコモが2015年夏モデルと2年前に発売されたモデルを比較するサイトを公開しました。
2年前といえば、XperiaとGalaxyの実質負担額を大幅に下げて優遇する「ツートップ」戦略を打ち出した年。この戦略をキッカケにフィーチャーフォン時代にメーカー別のシェアでツートップを誇った時期もあるNECとパナソニックが撤退を余儀なくされました。
「2015年夏モデル」vs「2年前のモデル」の比較サイトが公開
ドコモが公開した比較サイトでは、各メーカーが2年前の夏に発売した旧モデルと今夏発売される新モデルの特徴やスペックを比較して、進化点をカンタンに紹介しています。
ツートップの一角を成したXperiaでは、「Xperia Z4 SO-03G」と「Xperia A SO-04E」を比較。
CPUのコア数が倍になったことやサイズが4mm薄くなったこと、インカメラの画素数が16倍になったと紹介されています。
もう一角のGalaxyでは、「Galaxy S6 edge SC-04G」「Galaxy S6 SC-05G」と「Galaxy S4 SC-04E」を比較。ディスプレイの改造が1.8倍となり、インカメラの画素数が2.4倍に向上したこと、メモリが2倍となったことが紹介されています。
こういうページが公開されると疑ってしまうのは「Xperia Z4」の存在。
Xperia Z4のスペック自体はXperia Z3から向上、カメラは料理も美しく撮影できるようになり、機能面では初めてフルセグに対応するなど、確実に進化は遂げているものの、ソニーはモバイル事業が不振となってハイエンドモデルのリリース時期をこれまでよりも遅らせて1年に1機種という方針を示していたにも関わらず、早くもナンバリングとしてはメジャーアップデートを示す「Xperia Z4」を発表。
海外では「Xperia Z3+」として発表されたこともあって、本来はもう少し後に完成形に近づいたものをリリースしたかったのではないか、なのに何故?と疑問を感じていました。
Xperia Z4の会見では、1年に1機種というサイクルが早まった理由については「キャリアの動向も考えて」と回答していたことからキャリアのオーダーによって今夏に発売せざるを得なかった端末なのではないかと思っていましたが、公開された比較サイトを見ると、ああやっぱりそういうことかと想像してしまいます。
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