ドコモが2023年夏までに解消するとしていた遅い・繋がらない問題が新宿・渋谷・池袋・新橋といった都内4エリアで改善したことを発表しました。
ドコモでは今年に入ってから「電波はある、ギガもある、障害も起きていない、でも繋がらない」といった事象が発生していました。
ドコモによると、スマートフォンが利用しづらいエリアにおいて、通信品質を改善するために基地局ごとのカバーエリアの調整、周波数間の偏りをなくす分散制御、基地局設備の増設を実施したとのこと。
- 基地局ごとのカバーエリアの調整
- 電波照射の角度調整・指向調整・出力調整
- 周波数間の偏りをなくす分散制御
- 基地局設備の設定値変更
- 基地局設備の増設
- 5G 設備増設、4G 設備増設
これにより、新宿・渋谷・池袋・新橋の駅周辺における通信品質が改善されたと報告されています。
以下はエリアごとに取り組みの内容と、利用が多い時間帯の受信速度(ドコモが7月に測定)をまとめたものです。
エリア | 取り組み内容 | 通信品質評価 |
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新宿駅東口周辺 |
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渋谷駅東口周辺 |
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渋谷駅山手線・埼京線 ホーム中央付近 |
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時間帯によって利用しづらい場合あり |
渋谷駅西口周辺 |
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渋谷駅ハチ公口周辺 |
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池袋駅東口周辺 |
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新橋駅烏森口周辺 |
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渋谷駅山手線・埼京線 ホーム中央付近においては、いまだに時間帯によっては利用しづらい場合があるとのこと。
これについては、これまで駅構内におけるモバイル通信環境の確保のために駅ホームに屋内アンテナを設置していたものの、渋谷駅の改良工事によって2023年2月から一時的に取り外す必要があったとのこと。2023年9月をめどに再設置工事を実施する予定と案内されています。
ドコモ回線でスマートフォンを利用しづらい状況は、今回発表されたエリア外でも確認されていますが、ドコモは引き続き全国エリアで通信品質向上を取り組みを実施するとしています。
具体的な取り組みの内容は、カバーエリアの調整、周波数間の偏りをなくす分散制御、5G/4G設備増設や基地局の新設等で、抜本的な通信品質改善へ向けた対策を積極的に実施し、全国横断のプロジェクト体制を構築して継続的に対策を推進するとしています。
- | NTTドコモ
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