ドコモの5Gサービスの基地局数が累計1万局を突破した。
これは通信速度に大きな変化のない4Gの周波数を5Gに転用したものではなく、5G向けの周波数帯を用いた超高速通信が可能な5Gの基地局だ。
ドコモは5G専用の周波数帯で実現した高速・大容量の5Gを“瞬速5G”として展開している。
2022年3月末までに倍の2万局に
KDDIやソフトバンクは4Gの周波数帯を5Gに転用することでエリアを急拡大させているが、周波数帯が同じため通信速度は4Gのままでがっかりすることも少なくない。通信速度は変わらないのにアンテナは5Gに変わるため何よりもわかりにくい。
一方、ドコモは5Gサービスを開始する際に、5Gネットワークの質が何よりも大切で、なかでも高速・大容量の通信を実現することが重要と説明。高速・大容量の通信を実現するために5G専用の新たな3つの周波数帯にこだわってエリア構築を進めるとしていた。
その方針で構築された基地局数が6月28日に1万局を突破した。今後も5G基地局の拡大を進めていく方針で、2022年3月末までに倍の2万局に伸ばし人工カバー率55%の達成を目指す。
なお、ドコモでは5Gエリアの端など電波品質の悪い場所において、まれに通信速度の低下とそれに伴うアプリケーションやブラウザのエラーが発生する「パケ詰まり」が発生していたが、6月末までに必要な対策を実施し、5G基地局を1万局まで拡大することで5Gエリアの品質を向上すると案内していたが、Twitterでは28日以降もパケ詰まりが発生すると報告されている。
- | NTTドコモ
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