2023年10月に発売されたPixel 8は、新しいGoogle Tensor G3チップを搭載した最新スマートフォンで、邪魔なものを消すだけでなく生成AIによってそこにあるべきものを作り出して自然に見せる「編集マジック」、グループ写真で険しい顔をしている友達や家族の表情を交換できる「ベストテイク」など、AI機能が大幅に強化されました。
スマートフォン選びで最も重要な要素の1つである電池持ちも前作から確かに改善されています。大容量化したバッテリーはUSB-Cケーブルによる有線充電が可能。出力がアップしたことで充電時間も短くなりました。
利用者が増えつつあるワイヤレス充電にも対応しています。ただし、ワイヤレス充電を利用するにあたっていくつかの注意点が必要になります。
目次
ワイヤレス充電:最大18W出力に対応
Pixel 8はワイヤレス充電に対応していますが、利用する充電器によって充電速度や充電時間に影響する出力に違いがあります。ワイヤレス充電器を購入する上ではかなり重要です。
一般的なQi認証のワイヤレス充電器で充電する場合は最大12W出力です。決して遅くはないもののQiとして最大15W出力に対応していることを考えると最高の性能ではありません。
少しでもワイヤレス充電時の充電時間を短くしたいのであれば、最大18W出力に対応したPixelスマートフォンに特化した「Pixel Stand (第2世代)」を利用しましょう。
Pixel Stand (第2世代)には、Pixel 8の熱を抑えるための冷却ファンが内蔵されているため、充電効率を高くキープしたままスマートフォンを充電できます。
ワイヤレス充電で注意すべき重要なことの1つが熱です。
スマートフォンに採用されているリチウムイオンバッテリーにとって熱は大敵で、温度が高くなるとバッテリーは劣化して最大容量が減少して電池持ちが悪化します。
元の性能に戻すことはできずバッテリー交換が必要になります。そういった意味でも冷却ファンは重要です。
Qi2:非対応
残念ながら2023年末から対応製品が登場し始める次世代のワイヤレス充電規格「Qi2」にPixel 8は対応していません。
Qi2はマグネットを活用することで、スマートフォンに内蔵された充電コイルと充電パッドをピタッと正確に吸着させて、ワイヤレス充電特有の問題である“位置ズレ”による効率を低下させることなく充電できる標準規格です。
リーバス充電:対応
Pixel 8はリバース充電機能の「バッテリーシェア」にも対応しています。
バッテリーシェアを利用すると、Pixel 8の背面にPixel Budsなどのフルワイヤレスイヤホンやスマートウォッチを乗せるだけで、ワイヤレスでPixel 8のバッテリーをおすそわけできます。
ただし、Pixel Watchシリーズはバッテリーシェアで充電することはできません。
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