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イーロンマスク、X/Twitterの全面有料化を否定か

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Yusuke Sakakura公開日:2023/09/21 13:40
イーロンマスク、X/Twitterの全面有料化を否定か

旧Twitter(現X)のオーナーであるイーロン・マスクはイスラエル首相と行った対談のなかで「Xを利用するために少額を月額で課金する方向に向かっている」と話すと、世界中でXが全面有料化の方針と報じられました。

全面有料化の目的はスパムやボットの排除です。Xはスパムやボット対策を諦め、有料化による取り締まりを強化しています。これまでにAPIの有料化によってボットを排除し、無料ユーザーに対してDMも一部制限しています。

とは言っても全面有料化はスパムやボットだけでなく多くのユーザー、そして広告収益も失うことから半信半疑で捉えていましたが、数日経ってからイーロンマスクはXの全面有料化をやや遠回しに否定しています。

Daily Loudが記事冒頭の発言をもとに「イーロンマスクがボットを阻止するためにXユーザーは少額の月額料金を支払う必要があると発言した」とポストすると、コミュニティノートを通じて「イーロンは低価格の料金プランを導入すると述べただけですべての人に料金を課すという話はまったくなかった」と訂正が入りました。

コミュニティノートは誤解を招く可能性があるポストに対してXユーザーが協力して役に立つ情報を追加できる機能です。

Daily Loudのポストに対してイーロンマスクは、コミュニティノートを評価するリプライをしており、直接的ではないものの全面有料化を否定した形です。

有料化をもってスパムやボットを排除する方針はうまくいっていることと、うまくいっていないことがあります。

DMの制限はうまくいきました。7月下旬以降、スパムを含むメッセージリクエストはパタリと止まっています。一方で、X Premiumの収益化はボットを増大させました。

X Premiumユーザーは投稿の返信に表示される広告から得られる収益を得ることが可能になりましたが、この収益を目的にトレンドワードを盛り込んだパクツイが急増しており、検索機能がボットまみれになっていることがよくあります。スパムやボット業者は広告収益で会員費をペイできると考えているのでしょう。

対策を打たなければ、有料アカウントによるスパムやボットが今後増えていくことが予想されます。

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