X(旧Twitter)のオーナーであるイーロン・マスクが、Xにリンク付きポストを投稿した際に表示されるURLカードにおいて、タイトル/見出しを復活させることを明らかにしました。
Xでは、10月からリンク先のタイトルを非表示にしたことで、リンクがただの画像のように見えることから、画像と思わせて詐欺サイトへ悪意的に誘導する行為をX自身が手助けしていました。
URLカードとは、リンク先にアクセスしなくても見出しとサムネイルを確認できる機能で、必要のないページへの無駄なアクセスを回避できる便利な機能です。
Twitterの買収以降、リンク付きのツイートをおすすめのタイムラインに表示しない、Twitter外のリンクが表示されるまでの時間を意図的に伸ばすなど、徹底的に外部リンクを冷遇してきたイーロン・マスクはついに利便性を無視してリンク先のタイトルまで削除しました。
しかし、これを悪用して4枚の画像を貼り付けたように見せかけたサムネイルで外部リンクに誘導(トップ画像参照)したり、「イーロンマスクが記事の見出しを削除した容疑で逮捕」などの嘘の見出しを追加する事例が発生しました。
見出しの復活はこういった悪用を防ぐためのものと思われます。
イーロン・マスクによると、見出しはURLカードにオーバーレイ形式で追加するとのこと。
In an upcoming release, X will overlay title in the upper potion of the image of a URL card
— Elon Musk (@elonmusk) November 23, 2023
具体的にどのように表示されるかはわからないものの、現在表示されている左下に表示されるドメイン名のような形で表示されるのでしょう。元に戻せばいいだけのに・・・
なお、URLカードから見出しが削除されたのはiOS版とウェブ版で、Androidでは変更がなかったことから気づいていない人もいるかもしれません。
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