11月2日、人気カメラアプリ「Focos」の最新版となるバージョン1.5.4をリリースをApp Storeで公開した。
今回のバージョンでは、iPhone XRのカメラで人物以外でも背景をぼかして印象的な写真を撮影できるポートレート撮影に対応している。
「Focos」でペットなどのポートレート撮影が可能に
上記写真はiPhone XSで撮影
Appleが先月発売した「iPhone XR」のカメラはシングルレンズのため、iPhone XS/iPhone XS Maxのような柔軟性のあるポートレート撮影に対応していない。
2つのレンズを使って被写体との距離データを測定するiPhone XSに対して、iPhone XRは機械学習によって顔を認識して被写体を背景を区別することで写真に背景ぼかしを適用する仕組み。この仕組みの違いによってポートレートモード選択時に人物以外の被写体にカメラを向けると「誰も検知されませんでした」とメッセージが表示され、通常の写真を記録してしまう。
Appleが画像認識を進化させて人以外も識別できるまでこの課題はクリアできないと思われていたが、発売からわずかの期間で人気のカメラアプリ「Halide」の開発者がペットなど人物以外の識別に成功。その後、「Focos」の開発者も同様に課題をクリアしたようだ。
なお、開発元はデュアルカメラのポートレート撮影よりも低解像度で識別精度に課題があるとしている。
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