フォートナイトが独自のアプリ内課金システムによって支払額の30%を収める“Apple税”を回避したことでガイドラインに違反すると判断されApp Storeからアプリが削除された。開発元のEpicGamesはAppleに対して訴訟を起こすことを明らかにしている。
独自のアプリ内課金システムを実装したAndroidアプリもポリシー違反と判断されてGoogle Playから削除されてしまった。
今年4月に公開されたばかり
8月14日、EpicGamesはAppleやGoogleが用意している公式のアプリ内課金システムの代替としてゲーム内仮想通過をユーザーに直接販売できる独自の課金システムを追加した。独自の課金システムには30%のApple税とGoogle税が課せられないため同じアイテムを20%も安く購入できる。
こういった行為は両ストアのガイドライン/ポリシーに違反する。AppleがApp Storeからフォートナイトを削除したあとでGoogleもGoogle Playストアから同アプリを削除した。
GoogleはオープンなAndroidのエコシステムによって開発者は複数のアプリストアを通じてアプリを配布できると、AppleのApp Storeとは違う状況にあることを前置きした上で、Google Playストアを選択した開発者には公平で一貫したポリシーを課すことでユーザーの安全が保証できると説明。フォートナイトは引き続きプレイできるが、Google Playストアでは利用できない。Googleは今後もEpicGamesとの議論を継続するとしている。
なお、EpicGamesはGoogle税が不満としてAndroid版のフォートナイトをGoogle Playストアでは公開していなかった。Googleがオープンと表現しているようにAndroidではGoogle Playストア以外からでもアプリをダウンロードできるが、セキュリティに関する警告が表示されるなど公平ではないことから今年4月にGoogle Playストアでアプリを公開したが、わずか4ヶ月で削除されてしまった。
今後は独自のアプリストアまたはSamsung製のデバイスで利用できるGalaxy Storeからフォートナイトをダウンロードする必要がある。
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