2021年にFitbitを買収したGoogleが、今年夏からFitbitを使用する際のアカウントをGoogleアカウントに移行することを発表しました。
既存のユーザーについては2025年までに移行する猶予がありますが、新規ユーザーについては今夏からGoogleアカウントでFitbitを利用することになります。
これまでFitbitは独自のログインシステムを採用していましたが、今夏からGoogleアカウントへの移行を開始し、2025年までに完了させる予定です。
Googleアカウントに移行することで、Gmail、YouTube、GoogleフォトといったGoogleのサービスと同じアカウントでFitbitを利用でき、業界最高レベルのセキュリティとプライバシー保護のもとFitbitを利用できるとのこと。
移行後はログイン方法が変わるだけで、Fitbitで計測したすべての履歴データはGoogleアカウントに引き継がれ、大事なデータは安全かつセキュアに保護されます。また、Fitbitで計測したデータはGoogleの広告サービスにも使用されず、データは別で管理されると説明しています。
Googleアカウントの移行についてGoogleは魅力的な体験を届けるための重要なステップとしており、Fitbitの体験をより優れたものにするために必要になります。
Fitbitの大きな体験向上は数ヶ月から数年後にやってくると思いますが、短期的なメリットとしてはFitbitのアクティビティがGoogleアカウントに集約され、SMSしか用意されていない2段階認証のオプションが大幅に拡大することがあげられます。一方で、Googleのサービスいずれかで違反を犯してアカウントがBANされると、Fitbitのデータまですべて吹き飛んでしまう懸念があります。
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