Google Lens、現実世界のテキストをスマホでコピペできる新機能を追加
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

5月9日、Googleが開催した開発者向けのイベント「Google I/O 2018」でスマートフォンのカメラとAIを活用した画像認識機能「Google Lens」のアップデートを発表した。
レシピやギフトカードコード、Wi-Fiパスワードをスマホでコピペできる新機能
昨年のGoogle I/Oに最大のインパクトを残した「Google Lens」に今年は3つの新機能が追加される。なかでも注目なのは本やノート、書類などに書かれた文字をスマホでコピペできる「Smart text selection」だ。
これまで現実世界の文字をデジタルデバイスに取り込むにはスマートフォンやパソコンのキーボードで書き写すかカメラで撮影するしかなかったが、これからはGoogle Lensを起動してスマートフォンのカメラを文字にかざすとスマートフォンに文字がコピーできる。もちろんテキスト形式のためメモに保存して後からキーワードで検索したり、カレンダーに貼り付けて予定を登録したり、リマインダーに追加することも可能。
長文や大量の文章をコピーするには向いていないが、レシピやギフトカードのコード、Wi-Fiパスワード、住所などをコピーするには最適。また、レストランのメニューが読めない時はGoogle Lensを起動してカメラをかざすと、料理名とどんな料理なのかを画像で表示してくれるため海外旅行では心強い味方になりそうだ。
このほかにもカメラにかざしたモノと似た商品を検索して購入までできる「Style match」と、リアルタイムな画像認識に対応する。なお、Google Lensのカメラ機能はGoogleのPixleシリーズのみ対応しているが、これからはLG、Motorola、Xiaomi、Sony、HMD/Nokia、Transsion、TCL、OnePlus、BQ、ASUSから発売されるデバイスでもサポートされるとのこと。

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