グーグルは、Androidアプリが広告を表示・配信する場合、Google Playストアにて広告ラベルの表示を義務化させるポリシーを明らかにしました。
このポリシーは2016年1月11日から適用され、広告ラベルの表示を行わない場合はGoogle Playストアからアプリを削除すると宣言しています。
バナーやネイティブ広告、自社広告など広範囲の広告が対象に
今年開催された開発者向けのイベント「Google I/O 2015」にて、親子で楽しめるアプリを訴求するファミリーセクションをGoogle Playストアに追加し、このセクションで配信されるアプリに広告が含まれる場合は「広告表示あり」といった広告ラベルを表示させなければならないとのポリシーも発表されました。
グーグルは、2016年1月11日からこのポリシーをファミリー向けのアプリに限定せず、すべてのアプリに適用させることを開発者向けに通知しています。
広告の定義は様々ですが、一般的な「バナー」や画面いっぱいに表示される「インタースティシャル」、他のコンテンツと区別が付きにくいスポンサー記事やフィード内広告の「ネイティブ広告」、自社の他のアプリを宣伝するといった「自社広告」など、広範囲の広告を対象としています。
広告が含まれることを認めて [広告] ラベルが表示されるようにする必要がある例を次にいくつかあげます。この一覧は包括的なものではなく、最も一般的な広告の種類に基づいた一部の例です。
・バナーやインタースティシャル: アプリにバナーやインタースティシャルを表示するように広告 SDK を実装している。自分の製品やアプリを収益化したり宣伝したりするために、広告のフォーマットを使用している。
・ネイティブ広告: アプリに他のコンテンツと区別ができないネイティブ広告(スポンサーの記事やフィード内の広告など)が含まれている。
・自社広告: 自分の他のアプリを宣伝する小さなバナーがアプリに表示される。
引用元:アプリのアップロードと販売または配布 – Google Play デベロッパー ヘルプ
これにより、広告付きの投稿を配信するTwitterやFacebook、Instagram、広告付きの記事を配信するスマートニュースやグノシーといった有料アプリでもない、アプリ内課金も存在しないアプリに広告ラベルが表示されることになります。
なお、有料・無料、アプリ内課金の有無に関わらず、広告ラベルを表示する必要があります。
広告ラベルの表記はGoogle Playデベロッパーコンソールにて設定することが可能。
期日までに広告ラベルを表示しない場合はGoogle Play デベロッパー プログラムポリシーに定める「なりすましまたは虚偽の振る舞い」に反すると判断され、アプリの配信を停止する可能性もあります。
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