グーグルが、2016年10月以降の正式発表を前に「Android N」デベロッパープレビュー版を公開しました。
デベロッパープレビュー版は、正式公開する前に多くのユーザーに試してもらい、バグの報告などフィードバックをもらうことで、品質を向上させるためのモノです。
プレビュー版は、未完成のモノで不具合が多いことから、戻したい場合もあるはずです。
今回は、デベロッパープレビュー版から通常版(パブリック版)に戻す方法を画像付きで詳しく紹介します。
Android Beta Programから戻す方法
「Android Beta Program」に参加して、OTAでアップデートした場合の戻し方を紹介します。
以下のリンク先から「Android Beta Program」にアクセスします。
Android N プレビュー版がインストールされたデバイスの「UNENROLL DEVICE」をクリックします。
ポップアップが表示されるので、「Leave Beta」をクリックします。
設定から「端末情報」→「システムアップデート」に進んで、「ダウンロード」をタップします。
ダウンロードが完了したら、同画面または通知バーでインストールをタップすると、通常版に戻ります。
なお、通常版に戻すと端末は初期化されるため、写真や動画はGoogleフォトにアップロード、アプリはGoogleアカウントにバックアップしておくことをオススメします。
Android N プレビュー版をインストールした場合
Android N デベロッパープレビュー版のイメージをインストールした場合の戻し方を紹介します。
パブリック版のAndroidをダウンロードする
まずは、パブリック版のAndroidをダウンロードします。以下のリンク先にアクセスしましょう。
利用しているモデルに合わせたパブリック版のAndroidをダウンロードします。
開発者向けオプションを追加する
設定から「端末情報」に進んで、「ビルド番号」を連続でタップして開発者向けオプションを有効にします。
設定に「開発者向けオプション」が追加されるので、選択したあと、「OEMロック解除」と「USBデバッグ」のスイッチをオンにします。
パブリック版をインストールする
ダウンロードしたtgz形式のパブリック版のAndroidを解凍します。
解凍が完了したら、デバイスとPCをUSBケーブルで接続して、コマンドプロンプトまたはターミナルを起動します。
デバイスの画面ロックを解除してから、「adb reboot bootloader」と入力後、Enterキーを押してブートローダーを起動します。
ブートローダの画面(黒背景にドロイドのマスコット)が表示されたら、「fastboot flashing unlock」または「fastboot oem unlock」を入力後、Enterキーを押します。なお、このコマンドを実行すると共に端末が初期化されます。
ボリュームキーを操作して「YES」にカーソルを合わせたあと、電源キーを押すとブートローダーがアンロックされます。
ターミナルまたはコマンドプロントにて、cdコマンドを使って、解凍したAndroid Nのファイルまで移動して、Macならスクリプト「flash-all.sh」を実行します。
Windowsならバッチファイルの「flash-all.bat」をダブルクリックして実行します。
スクリプトまたはバッチファイルの実行後、パブリック版 Androidのインストールが始まります。
ブートローダーをロックする
デベロッパープレビューのインストール完了後、セットアップを終えたら、設定にて「端末情報」に進んで、「ビルド番号」を連続でタップして開発者向けオプションを有効にします。
設定に「開発者向けオプション」が追加されるので、選択したあと、「OEMロック解除」と「USBデバッグ」のスイッチをオンにします。
次に、コマンドプロンプトまたはターミナルにて「adb reboot bootloader」と入力後、Enterキーを押してブートローダーを起動します。
「fastboot oem lock」を実行して、ブートローダーをロックすれば完了です。
コメントを残す