主に8つの機能がアップデートされる「iOS 11」が開発者向けのイベントで発表された。秋の正式配信を前に開発者にはベータ版が提供されている
この記事では「iOS 11」ベータ版からiOS 10に戻す方法を解説する(iOS 11 パブリックベータ版から戻す方法はこちら)
「iOS 10」のリストアイメージをダウンロードする
iOS 10に戻すにはリストアイメージのダウンロードが必要になる。リストアイメージは年額11,800円を支払ってApple Developer Programに加入する必要がある。プログラムに加入後、以下のリンク先からリストアイメージがダウンロードできる。
アクセスできたらRelease Softwareの項目からiOSを見つけて「See all」をクリックする。ダウングレードしたいモデルの「Download」ボタンをクリックするとリストアイメージのダウンロードが始まる。
「iOS 10」に戻す(ダウングレード)する
リストアイメージのダウンロードが完了したら「iOS 11」ベータ版がインストールされているデバイスをPCに接続してiTunesを起動する。Optionキー(WindowsならShiftキー)を押しながら「アップデートを確認」をクリックしてダウンロードしたリストアイメージを選択する。
続けて「アップデート」をクリックするとiOS 10のインストールが始まる。
バックアップから元の状態に戻す
iOS 10にダウングレードする時に「iPhoneを復元」を選択した場合はデバイスが工場出荷時の状態、つまり初期状態に戻ってしまう。写真やアプリなどはすべて消えてしまったため、iOS 11ベータ版をインストールする直前に取っておいたバックアップファイルから元の状態に戻す必要がある。
バックアップした時点の状態まで戻すにはダウングレードして初期状態になったデバイスをiTunesに接続して「このバックアップから復元」を選択する。戻したいバックアップデータを選んで「続ける」をクリックすると、元の状態に戻すことができる。なお、バックアップデータとOSのバージョンが一致していない場合は復元することができない。例えば、iOSのバージョンが10.2でバックアップデータがiOS 10.3で取ったもの、つまりベータ版で取ったバックアップデータは前バージョンでは利用できない。