2019年10月の発売日に入手して愛用していたAppleフルワイヤレスイヤホン「AirPods Pro」(エアポッズプロ)
購入から約2年が経とうとする頃、なんの前触れもなく突然、右側から音が聞こえなくなる故障が発生。Appleのサポートに問い合わせたところ修理となりました。
この記事では、AirPodsを修理出した時のレポートとAirPods/AirPods Proが故障した時の修理方法、修理完了までにどれぐらいかかくるのか、修理の費用などをまとめています。
目次
AirPodsの片方から音が聞こえない・音が出ない時の対処方法
AirPods/AirPods Proの片方から音が聞こえなくなることはよくあります。一時的なものか、故障か判断するために以下のことを試してください。
AirPodsの修理代金は安くないので、故障していないのに修理に出さないよう必ずやっておきましょう。
AirPodsを再接続・再起動する
片方からしか音が聞こえなくなった場合、iPhoneとAirPodsを再接続・再起動することで高い確率で直ります。
AirPodsを再起動するには、両方のAirPodsを充電ケースに入れてフタを閉じてから10秒閉じたままにします。その後、AirPodsを充電ケースから取り出してiPhoneやiPad、Macと接続しましょう。
自動で接続されない場合は、以下の手順を試して手動で接続してください。
- コントロールセンターを表示後、左上のパネルを長押しする。
- Bluetoothのアイコンを長押しする
- AirPodsを選択すると手動で接続できます。
AirPodsを充電する
AirPodsは左右のイヤホンが同じスピードで充電されるわけではありません。片方だけ使用していた場合は左右どちらかの充電が無くなっている場合もあるので、AirPodsを充電ケースに収納した後、充電器を使ってケースごと充電しましょう。
なお、AirPodsの充電量はバッテリーウィジェットで確認できます。以下の手順でバッテリーウィジェットを追加しましょう。
- ホーム画面の余白部分を長押しする。
- 画面左上の「+」をタップする。
- 「バッテリー」を選択して「ウィジェットを追加」ボタンをタップする。
- 画面右上の「完了」をタップすると、ホーム画面にバッテリーウィジェットが追加されます。
AirPodsの音量バランスを戻す
AirPodsは設定画面で左右の音量バランスを変えることができます。勝手にバランスが変わることはありませんが、念のため設定画面で音量バランスを確認しておきましょう。
- 充電ケースのフタを開けてAirPodsとiPhoneを接続する。
- iPhoneの設定画面で「アクセシビリティ」>「オーディオアクセシビリティ設定」に進む。
- “バランス”を真ん中にして両方から聞こえることを確認します。
自動耳検出をオフにする
AirPodsには、光センサーを使って耳に装着されたことを自動で検出して音を鳴らす機能が備わっています。光センサーが故障している場合は、耳への装着が検出できないため、音が鳴りません。
以下の手順で自動耳検出をオフにしてAirPodsが利用できるか確認しましょう。
- 充電ケースのフタを開けてAirPodsとiPhoneを接続する。
- iPhoneの設定画面で「Bluetooth」に進む。
- “接続済み”と表示されているAirPodsの横にある「i」をタップする
- 自動耳検出をオフにした後、AirPodsの両方から音が聞こえるか確認します。
AirPodsを初期化→再ペアリングする
上記の手順を試しても直らない場合は、以下の手順でAirPodsの初期化と再ペアリングが必要です。
なお、再ペアリングの前にiPhoneやiPadのOSを最新バージョンにアップデートしておきましょう。
- AirPodsを充電ケースに入れてフタを閉じて30秒間待ちます。
- 30秒経ったら充電ケースのフタを開けましょう。
- iPhoneの設定画面から「Bluetooth」に進んでAirPodsの横にある「i」をタップします。
- 「このデバイスの登録を解除」をタップして、確認が表示されたらもう一度タップしましょう。
- AirPodsのフタが開いた状態で、ケースの後ろにある「設定ボタン」を長押しします。長押しはステータスランプがオレンジに点灯したあと、白く点滅するまで長押しを続けます。1〜2分かかる場合もあります。
- 初期化後、AirPodsのフタを開けた状態でiPhoneの近くに置くと設定画面が表示されるので、画面の案内したがってペアリングします。
AirPodsの修理手順・レポート
上記の手順をすべて試してもAirPodsの片方から音が聞こえない場合は、修理が必要になります。実際に修理を申し込んだ時の流れを以下にまとめておきます。
AirPodsの修理・申し込みは、Appleサポートを利用するとかなりスムーズに進みます。事前にApp StoreからダウンロードしてApple IDでログインしておきましょう。
AirPodsの保証期間を確認する
AirPodsの修理を申し込む前に、保証期間内か期限切れかを確認しておきましょう。保証期間はApp Storeで公開されているAppleサポートアプリで確認できます。
- Appleサポートアプリをダウンロード後、Apple IDでログインする。
- “マイデバイス”に表示されているAirPodsを選択
- “トピック”から「AppleCare+/製品保証」に進む。
- “保証状況の確認”にある「こちらから」をタップしてAirPodsの下に表示される保証期限を確認する。
Appleサポートから修理を申し込む
AirPodsの修理はAppleサポートから行います。ウェブからでも利用できますが、修理のやりとりを自動で記録してくれるサポートアプリを使うのがおすすめです。
- Appleサポートアプリをダウンロード後、Apple IDでログインする。
- “マイデバイス”に表示されているAirPodsを選択
- “トピック”から「物理的な損傷/液体による損傷」に進む。
- 「チャット」をタップして修理を申し込みましょう。
3種類の修理方法
AirPodsの修理方法は「配送修理」「部品交換サービス」「持ち込み修理」の3種類があります。
「配送修理」は、ヤマト運輸など配送業者が集荷に来て、AirPodsを工場で検証後、問題が確認されたときに修理をして返送する方法。
「部品交換サービス」は、配送業者が交換用の製品を持ってきて、玄関先で故障したAirPodsと交換用の製品を交換できます。どちらもApple Storeや修理の正規サービスプロバイダに行く必要がないのがメリットです。
「持ち込み修理」は、その場で対応してくれるため、在庫があれば最短で修理できる可能性があります。
AirPodsの修理にかかる日数は?
修理にかかる日数は修理方法によって異なり、「配送修理」は集荷後、5〜7営業日。「部品交換サービス」は3〜7営業日とのことでした。
カンタンで期間が短い部品交換サービスを利用するつもりでしたが、在庫がないということで「配送修理」を選ぶことに。
20日(金)に修理を申し込みしたあと、21日(土)の夜に集荷が来ました。集荷後、25日(水)にApple修理センターに到着し、翌日26日(木)に修理完了の報告。手元に戻ってきたのは27日(金)なので、修理の申し込みから手元に戻ってくるまで合計7日かかりました。土日を挟まなければもう少し早く返ってきたかもしれません。
ちなみに、配送修理を利用する場合、箱や付属品は不要です。AirPods Proはイヤーチップを外す必要があります。外し忘れるとイヤーチップは返ってきません。
- 1日目: AirPodsの修理申し込み
- 2日目: AirPodsの集荷
- 5日目: AirPodsがApple修理センターに到着
- 6日目: AirPodsの修理完了
- 7日目: 修理が完了したAirPodsが届く
AirPodsの修理代金・費用まとめ
AirPodsには1年限定保証が付いているので、購入から1年以内であれば無償で修理できる場合があります。
「AppleCare+ for Headphones」に加入している場合は、限定保証が2年間に延長され、過失や事故による損傷でも1年間に2回までなら、1回につき3,700円で修理してもらえます。
限定保証が切れた場合の修理費用は、AirPodsが8,580円、AirPods Proが10,780円です。どちらも片方の料金で両方が壊れた場合は2個分の修理費用が必要です。
AirPods | AirPods Pro | |
---|---|---|
本体(片方) | 8,580円 | 10,780円 |
充電ケース(ワイヤレス充電対応) | 8,580 円 | 10,780 円 |
充電ケース(ワイヤレス非対応) | 7,480円 | ー |
バッテリー交換や盗難・紛失時のAirPodsの修理代金は以下の記事で詳しく解説しています。
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