いい写真が撮れたけど、人や動物、物が写っていて台無し・・・電線も消したい。でも写真をボツにするのはもったいない――なんてことがよくあります。そんな時に便利なアプリが「TouchRetouch(タッチレタッチ)」です。
「TouchRetouch」は、2010年から公開されている老舗アプリ。2016年6月7日に放送された日本テレビ「今夜くらべてみました」で取り上げられたことで注目が集まり、App Storeの総合ランキングで1位まで急上昇しするなど再び人気のアプリになっています。
そんな「TouchRetouch」ですが、写真から不要なもの、邪魔なものを消すために用意されたツールを使いこなすのは少しむずかしいかもしれません。この記事では「TouchRetouch」の使い方をわかりやすく解説します。
目次
- 最強のレタッチアプリ「TouchRetouch」とは?
- TouchRetouchの使い方
- 2-1. 画面の説明
- 2-2. 魔法のように不要物を消す「オブジェクト除去」
- 2-3. 小さな不要物を消す「クイックリペア」
- 2-5. 電線などラインをカンタンに消せる「ライン除去」
- 2-5. 手動のレタッチツール「コピースタンプ」
- 2-6. レタッチを元に戻す/やり直す
- 2-7. レタッチ前のオリジナル画像を表示する
- 2-8. レタッチ後の画像を保存する、シェアする
- TouchRetouchをダウンロード
最強のレタッチアプリ「TouchRetouch」とは?
TouchRetouchは、スマートフォンで撮影した写真から観光客、電線、ポスト、標識、ゴミ箱などを消したり、さらには顔にできたにきびなども魔法のように消すことができるレタッチアプリです。
5年ぶりのメジャーアップデートでは、アプリのアイコンを含め全体のデザインが刷新され、使いやすさも大幅に向上。新しい強力な除去ツールとして、表示するだけでゴミを消せる「クイックリペア」、電線などラインの一部をなぞるだけで消せる「ライン除去」、いらないものをタッチするだけで消える「ワンタッチ編集」が追加されました。
「驚くほど消える」「神アプリ」「想像の遥か上」と評される最強のレタッチアプリです。
TouchRetouchの使い方
TouchRetouchは、日本語に対応したアプリですが、海外製のため不自然な日本語でボタン/ツールひとつにしても意味がわからないところが多々あります。どういった動作をするのか、どういった時に利用するか理解して使うことでTouchRetouchの魔法を使いこなすことができます。
画面の説明
―ホーム画面
・続ける:中止した作業を続けるボタン。前回レタッチした写真がある場合に表示される
・アルバム:レタッチする写真を選択する。ここから作業を開始する
・ビデオ命令:TouchRetouchの機能を紹介する動画が再生できる
・情報:アプリに関する情報を表示できる
―レタッチ画面
・ホーム:ホーム画面に戻る
・元に戻す:レタッチを元に戻す(元に戻す)
・やり直す:レタッチをやり直す(先に進む)
・オリジナル:編集前の元の画像を表示する
・保存/共有:編集した画像を保存/共有する
・オブジェクト除去:不要物を消す
・クイックリペア:小さな不要物を消す
・ライン除去:線形のオブジェクトを消す
・コピースタンプ:手動のレタッチツール。難易度は高いが使いこなせば強力
魔法のように不要物を消す「オブジェクト除去」
「オブジェクト除去」は、写真から不要なものを削除できるTouchRetouchのメインツール。人、建物、ゴミ箱、木などあらゆるオブジェクトを削除することができます。
ホーム画面で「アルバム」を選択して編集する写真を決めたらレタッチ画面で「オブジェクト除去」を選択します。続けて不要なモノを消すための範囲選択ツール「ブラシ」または「投げ縄」を選びます。ブラシは人物や建物など形が複雑でないものを、投げ縄は看板など形が複雑なものを、といった感じで使い分けましょう。
ブラシを選択したら不要なモノをブラシでなぞって緑色にします。投げ縄を選択したら不要なものを囲います。作業しにくい場合は画面をタップまたはつまむと拡大/縮小したり、2本の指で画面をなぞって表示場所を移動しましょう。
塗りつぶした範囲が広すぎた場合は「消しゴム」を使って緑色の範囲を削ります。なお、消しゴムやブラシのサイズを小さく/大きくしたい場合は「設定」で変更することができます。
塗りつぶしが完了したら、画面右下の「GO」ボタンをタップすると、写真から人や建物がキレイに削除されます。
小さな不要物を消す「クイックリペア」
オブジェクト除去は「不要物を選択」→「選択範囲の調整」→「GOボタンで除去」といった3ステップが必要でした。選択範囲の狭い小さいな不要物を削除する時にもっとカンタンかつ素早く消すことができるツールそれが「クイックリペア」です。
レタッチ画面で「クイックリペア」を選択したら次の画面で「クイックブラシ」または「ブレミシュリムーバー」を選択します。
クイックブラシは小さい不要物を削除する時に、ブレミシュリムーバーはにきびやそばかす、カメラのレンズなどのついたホコリやゴミなど選択することも難しい小さい不要物を取り除く時に向いています。どちらも不要なものを選択した瞬間に写真から消えるのでレタッチの時間を大幅に短縮できます。
電線などラインをカンタンに消せる「ライン除去」
上空の電線や電柱、柵、さらには切り傷などあらゆる線形のモノを削除できるツールが「ライン除去」です。
レタッチ画面で「ライン除去」を選択したら次の画面で「ラインリムーバー」または「セグメントリムーバー」を選択します。
ラインリムーバは電線や電柱などを削除する時に、セグメントリムーバーは杭と杭を繋ぐ分割された線を削除する時に向いています。ライン除去でキレイに線を消すコツは線に応じて太さを変更することです。「うすい」「中」「太い」の3段階のサイズを使い分けることでキレイに電線や電柱、柵をなどあらゆる線を削除できます。
手動のレタッチツール「コピースタンプ」
ここまで紹介したのはすべて自動のレタッチツール。自動ツールでうまくいかない時や不自然にオブジェクトが消えてしまった時の補正ツールとして試したいのが「コピースタンプ」です。使い方が難しいツールですが、使いこなせばTouchRetouchがさらに強力なレタッチアプリになります。
コピースタンプは、その名のとおり特定の場所をコピーして上書きするレタッチツール。例えば、観光地の橋の上にたくさんの観光客が写り込んだ写真。自動のレタッチツールで観光客を除去するのは修正が難しいことがあります。そんな時にコピースタンプを使って人がいない橋の部分をコピーして観光客を塗りつぶすことで人がいない橋の写真にレタッチできます。
レタッチ画面で「コピースタンプ」を選択します。「設定」に進んでブラシのサイズ・鮮明度・不透明度を調整します。
画面上に表示されるスコープを移動してコピーしたい場所を選択したら、上書きしたい場所をなぞっていくと消したいオブジェクトを除去することができます。
レタッチを元に戻す/やり直す
ツールで実行したレタッチを元に戻したい場合は画面上部のツールバーで左から2番目のアイコンをタップします。すべてのレタッチを初期化して元の写真に戻したい場合はアイコンを長押しします。逆にレタッチをやり直す(先に進む)場合はツールバーの左から3番面のアイコンをタップします。
レタッチ前のオリジナル画像を表示する
すべてのレタッチを適用していないオリジナルの画像と見比べながら作業したい場合はツールバーで右から2番めのアイコンをタップします。タップしてる間だけオリジナルの画像が表示されます。
レタッチ後の画像を保存する、シェアする
レタッチ後の画像を保存するにはツールバーで右端のアイコンをタップします。
レタッチした画像をスマートフォン内に新規保存する場合は「ギャラリー」を、レタッチした画像を上書き保存する場合は「作業記録」を選択します。この他にもインスタグラム、Facebook、TwitterなどSNSにシェアできるほか、「開く」からより多くのアプリに連携できます。
また、画面下の「設定」をタップすることで保存時のフォーマットやサイズ、画質を変更することも可能です。
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