いよいよ日本時間10月14日(水)午前2時からApple主催のオンラインイベント『Hi, Speed』が開催されます。
世界が注目するイベントでは、新型iPhone「iPhone 12」の発表が確実視されており、Apple初のオーバーイヤーヘッドホン「AirPods Studio」やコンパクトで低価格の「HomePod Mini」、紛失防止タグ「AirTag」も発表される可能性があります。
例年であればイベントの模様はリアルタイムで配信されますが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でWWDC2020や先月開催された「Time Flies.」のように事前収録された動画が配信されるでしょう。
この記事ではAppleオンラインイベントの発表予想および視聴方法を紹介します。
目次
- オンラインイベントはいつから?
- オンラインイベントを見る方法
- 何が発表される?
オンラインイベントはいつから?
Apple主催のオンラインイベント『Hi, Speed.』は日本時間10月14日(水)午前2時からスタートします。カレンダーのデータ上では4時までの2時間実施される予定ですが、先月のイベントは1時間で終了しました。
Apple公式サイトに“Join us from Apple Park.”と書かれているようにイベントの開催地はApple本社。メディア向けに配布された招待状にライブ配信の文字がなかったことからリアルタイムのイベントではなくApple Parkで事前収録した動画が配信されるものと思われます。
イベントはApple公式サイトやApple TVアプリ、YouTubeで配信される予定。配信終了後はアーカイブも公開されるでしょう。
Apple公式サイトで視聴する
オンラインイベント『Hi, Speed.』をApple公式サイトで視聴するには開催日に配信ページにアクセスしましょう。
なお、事前収録の映像が配信されたWWDC2020の基調講演と先月のオンラインイベントには日本語字幕がついていました。今回のオンラインイベントでも字幕機能が利用できるはずです。
日本語の字幕を表示するには再生中に画面をタップして字幕アイコンをタップ後、日本語を選択するだけです。
Apple TVアプリで視聴する
ストリーミングデバイス「Apple TV」を利用すれば、Apple公式の映像をテレビなどの大画面で楽しめます。
App Storeで公開されているAppleイベントアプリからも視聴できるはずです。イベントの開始時間が近づくとtime fliesのサムネイルが出てくるはずです。
- 1. Apple TVを起動
- 2. 「App Store」を選択
- 3. 「検索」をクリックして“Apple”で検索
- 4. 「Apple イベント」をダウンロードする
- 5. 開催時間が近づいたらホーム画面で「Apple イベント」を選択
- 6. 再生ボタンをクリックする
YouTubeで見る
YouTubeでもオンラインイベントの様子が配信されます。最も視聴者数が多くなるかもしれません。リマインダーを登録すれば配信直前に通知が届くため見逃すことなくオンラインイベントが楽しめます。
Appleの字幕機能を利用したい場合は公式サイトから視聴するのがおすすめです。
何が発表される?
いつもどおりAppleは何を発表するのかは明かしていません。ヒントはオレンジとダークブルーのティザー画像と丸いAppleロゴだけです。
iPhone XSが発表された際には新色ゴールドを示唆する金色のApple Parkがロゴに用いられ、iPhone 11が発表された昨年はカラフルなラインナップを示唆する5色を使ったAppleロゴが使用され、青色のApple Watchが発表された先月には青色のAppleロゴが使用されました。
今回のイベントではオレンジやダークブルーのカラーをラインナップする新商品が発売される可能性があります。
シリーズ最多のiPhone 12
最も注目が集まる新型iPhone(仮称:iPhone 12)は、シリーズ最多の4機種をラインナップすると報じられています。
画面サイズは従来の6.1インチに新しい5.4インチと6.7インチを加えた3種類。5.4インチの「iPhone 12 mini」はiPhone 8よりも本体サイズが小さくなる可能性があります。
iPhone 5を彷彿とさせる新しいフラットデザインのボディには表現力の高い有機ELディスプレイが搭載され、ようやくiPhoneも超高速通信技術の5Gに対応するようです。イベント名の『Hi, Spped』は5Gを示唆しているのでしょう。
ティザー画像に使用されているダークブルーやオレンジが新色として追加される可能性があります。Appleロゴの周りにある4つの円はカメラのレンズ数を示しているのかもしれません。
カメラはProモデルに広角、超広角、望遠に加えて新たにLiDARスキャナが搭載されると報じられています。被写体との距離を瞬時に測定できるLiDARスキャナによってオートフォーカスやポートレートモードの背景ぼかしのクオリティが上がりそうです。
MagSafeがワイヤレス充電器として復活?
Appleは2017年に同時に3台のデバイスを充電できる「AirPower」を発表しましたが、開発がうまくいかずにサイレントで発売日を延期したのち発売を中止することを発表しました。
ただ、その後もワイヤレス充電器の開発を続けており、AppleがMagSafeブランドでiPhone向けのワイヤレス充電器を開発していると報じられています。
Appleが開発するワイヤレス充電器は「MagSafe Charger」と「MagSafe Duo Charger」の2種類。“Duo”を冠した製品では2つのデバイスを同時に充電できる可能性が高いです。
発表されるのであればiPhone 12シリーズと同時の可能性が高いのではないでしょうか。
新商品の紛失防止タグ「AirTag」
AirTagはカギに付けたりサイフやカバンなど大事なアイテムに付けておくことで紛失や盗難を防止したり紛失後に回収できるタグ。
iPhoneからの操作で音を鳴らすだけでなく、AR機能を使ってアイテムのある場所を可視化したり、AirTagを付けたアイテムから遠ざかるとiPhoneに通知が届いて紛失を防止する機能も用意されている可能性があります。
最大の特徴は高い検知精度です。ウルトラワイドバンドに対応したU1チップを搭載することで数cm単位で紛失物の場所を特定可能。Wi-FiやBluetoothを利用する従来の紛失防止タグとは精度が格段に違います。
なお、U1チップは昨年発売されたiPhone 11シリーズと先月発売されたApple Watch Series 6に搭載されていて高い精度での紛失物検出は両デバイスが必要になるでしょう。ただ、U1チップを搭載していないデバイスでもWi-FiやBluetoothを利用した紛失物検出ができる可能性もあります。
Appleは今回のイベントでまったく新しい新商品として紛失防止タグ「AirTag」を発表する可能性が報じられていましたが、新たに発表および発売が2021年3月まで延期されたと報じられています。
コンパクト&低価格な「HomePod Mini」
Appleが2018年に発売したホームミュージックスピーカー「HomePod」は音質やHey Siriの検出能力(マイク性能)が高く評価されましたが商業的には失敗に終わりました。
大きな敗因は販売価格でした。スマートスピーカーの主戦場は1万円以下ですが「HomePod」は税抜32,800円。Amazonはディスプレイ付きのスマートスピーカーを税込み1万円以下で販売していることを考えれば「HomePod」は高すぎます。
そこでAppleは性能を絞ってどこにでも置けるコンパクトサイズで低価格の「HomePod Mini」を開発しているようです。サイズは半部程度になるようです。現行のHomePodと併用することでマルチチャンネル/サラウンド環境を構築できるかもしれません。
Apple初のオーバーイヤーヘッドホン
ロングヒットしたAppleのフルワイヤレスイヤホンAirPodsに新商品が加わるようです。
新商品はApple初のオーバーイヤーヘッドフォン「AirPods Studio」と呼ばれ、レトロな外観に交換可能なイヤーパッドとヘッドバンドが特徴と噂されています。
AirPodsならではのカンタンな初期設定とHey Siriによる音声アシスタントの呼び出しに対応。AirPods Proで高く評価されているアクティブノイズキャンセリングや映画館のような音楽体験が楽しめる空間オーディオ、オーディオヘッドトラッキングにも対応するでしょう。
また、新しいセンサーを搭載することで左右の向きを自動検知してから左右のチャンネルを入れ替えることでヘッドフォンの左右向きを気にせず音楽を楽しめるとも報じられています。
販売価格は349ドルと噂されており、日本では税別35,000円前後で販売されることが予想されます。
AppleはBeatsブランドを含めて競合製品の販売を取りやめるなど「AirPods Studio」の発表が間近に迫っていることが伺える一方で今回のイベントでは発表されないと報じられています。なお、Appleは来月にもイベントを開催すると報じられています。
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