今年秋に配信予定のiOS 16とiPadOS 16は、例年のように同時にリリースされることはなく、iPadOS 16は遅れて配信されることをAppleが明かしています。
iPadOS 16については、新機能「ステージマネージャー」の品質に問題があることを理由に提供時期が1ヶ月遅れると報じられていました。
TechCrunchの取材に対してAppleは「iPadOSにとって特に重要な年」で「柔軟にiPadOSを独自のスケジュールで提供する」とコメントし、iOS 16のリリース後にiPadOS 16.1としてリリースすることを明かしています。
日本時間24日に開発者向けに公開されたiPadOS 16 beta 7をインストールすると、iPadの設定画面で確認できるバージョン情報がこれまでのiPadOS 16.0からiPadOS 16.1に変更されたことも確認されています。
配信が延期の大きな原因となった新機能「ステージマネージャ」は、コントロールセンターから専用のアイコンをタップすると、iPadが起動しているアプリを自動で整理して画面の左側に並べ、作業中のアプリを画面の中央に大きく表示するマルチタスキング機能です。
iPadとして初めて各アプリのウィンドウサイズを自由に変更することが可能で、アプリ同士を重ねて表示できるなど、iPadでMac的な使い方も可能にします。
しかしながら、ユーザーを混乱させる挙動が複数報告されていて、ベータ版の提供から数ヶ月経っても数分おきにクラッシュするなど致命的な不具合も残っている状態です。
ステージマネージャの対応機種がM1チップを搭載したiPad Air(第5世代)、12.9インチiPad Pro(第5世代)、11インチiPad Pro(第3世代)のわずか3機種に限定されていることに対しても批判の声がありますが、Appleは10月開催が噂されるスペシャルイベントにて、M2チップを搭載した新型iPad Proを発表する見込み。
品質に関しては1ヶ月の延期によって多くの不具合と混乱するような挙動が減ることに期待するしかありません。
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