- AppleのiPhone 15は1,000回の充電でも80%のバッテリー性能を保つと発表。
- バッテリーの耐久性が2倍になった理由は、改良されたコンポーネントと電源管理システムによるもの。
- 充電サイクル数やバッテリーの状態は、設定メニューから確認可能。iPhone 15 Proの充電サイクル数は約3年で1,000回に到達予定。
AppleはiPhoneのバッテリー寿命についてフル充電サイクルを500回繰り返した後も本来の充電容量の最大80%を維持するよう設計されていると案内しています。
また、AppleCare+の加入者に対して性能が80%未満に低下している場合、無償でバッテリーを交換できると案内していることもあってiPhoneのバッテリー寿命はフル充電サイクル500回分と考えられていました。
ところがiPhone 15シリーズでは倍の回数となる1,000回の充電サイクルでも80%を維持できると案内されています。
Appleが公開したサポートページでは、iPhone 15について1,000回の充電(充電サイクル)を行っても80%をキープできると案内されています(なぜか日本語のページでは削除されている)
充電サイクルは単純にiPhoneをLightningまたはUSB-Cで充電した回数ではありません。バッテリーを100%分を消費すると1サイクルとしてカウントされています。例えば、100%充電→75%消費→75%充電→25%消費すると、充電回数は2回ですが、充電サイクルは1回になります。
Batteries of iPhone 14 models and earlier are designed to retain 80 percent of their original capacity at 500 complete charge cycles under ideal conditions.* Batteries of iPhone 15 models are designed to retain 80 percent of their original capacity at 1000 complete charge cycles under ideal conditions.
- 引用元
- Apple
これまでバッテリー性能が80%まで低下するには500回の充電サイクルで2-3年かかると考えられていたことから、単純計算で4-6年まで大幅に伸びる可能性があります。
バッテリー寿命が2倍になった理由についてバッテリーコンポーネントと電源管理システムのアップデートを長年続けてきたことと説明する9to5Macは、この改善がiPhone 15シリーズのみに適用されるものの、旧機種についても調査中との回答をAppleから得ています。
iPhone 15シリーズの充電サイクル数は設定画面>一般>情報の画面を1番下までスクロールして「充放電回数」で確認できます。発売から約5ヶ月が経過した手元のiPhone 15 Proでは、すでに134回をカウントしていました。
同じペースで充電サイクルをこなした場合、購入から約37ヶ月後(約3年後)に1000回に到達することになります
充電サイクル134回の時点でも設定画面>バッテリー>バッテリーの状態充電で確認できる最大容量は100%を維持しています。iPhone 14 Proは購入からわずか1年足らずで90%まで低下したことを考えると、Appleの説明には納得感があります。
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