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10周年記念のプレミアムモデルとして発表が噂されている「iPhone 8」、発売日は例年どおり9月と予想されていましたが、10月以降に遅れる可能性が報じられています。
Apple、独自開発した内蔵型の指紋認証センサーを採用日
DigiTimesが業界の情報筋から得た情報によると、AppleはTouchIDに置き換わる新しい指紋認証センサーを開発したとのこと。
新しい指紋認証センサーは、以前から噂されているディスプレイ内蔵型の指紋センサーで、超音波などを利用して実現するようです。ディスプレイ内蔵型の指紋認証センサーは、すでにSynapticやQualcommが発表していますが、Appleは2012年に買収してTouch IDの実現につなげたAuthentecのアルゴリズムと、2015年に指紋認証とタッチスクリーン技術に関する特許を大量に取得したPrivarisのガラス技術を用いて新型センサーを開発したと伝えています。
DigiTimesは、この新しい指紋認証センサーを搭載するため、有機ELを採用する「iPhone 8」は9月までに大量生産されないとしています。一方、iPhone 7シリーズのアップグレードモデルとなる2つのiPhoneには有機ELではなく、従来型の液晶ディスプレイが搭載されて7月から大量生産が開始されるようです。
Apple’s in-house developed fingerprint ID solution will be fabricated at TSMC’s 12-inch line using 65nm process technology, said the sources, adding that production for the new OLED iPhone is unlikely to start until September due to the redesigned fingerprint ID solution.
「iPhone 8」の発売日は10月以降に?
今回の噂どおりであれば、9月のスペシャルイベントで「iPhone 7s」シリーズと「iPhone 8」が発表され、7sシリーズが9月発売。「iPhone 8」は10月または11月以降に発売されることになりますが、iPhone 7sの買い控えが起きる可能性が高く、新しい指紋認証センサーのために発売時期が遅れるのであれば、搭載を見送ることも考えられます。
また、この件を報じたいくつかの海外メディアも今回の情報には疑問を感じているようです。
次期iPhoneは、従来の4.7インチモデルと5.5インチモデルに加えてプレミアムモデルとして「iPhone 8」が発売されると報じられています。「iPhone 8」は、ベゼルレスの5.8インチ有機ELを搭載し、ホームボタン(TouchID)を廃止した「ファンクションエリア」と呼ばれるソフトキーを採用すると報じられています。
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