Photo by Martin Hajek
Appleが2013年に発売した「iPhone 5s」で初めて搭載された指紋認証センサー「Touch ID」は最も利用されるiPhoneの機能の一つになりました。今ではほとんどのスマートフォンに指紋認証が搭載されるなど珍しい機能ではなくなっています。
ただ、指紋認証は指が濡れているときは認識しないことがほとんどで、寒い時期など手袋をしている時には利用すらできず、寝ている間に他人によって勝手にロックが解除されてしまう問題もあります。
そろそろ生体認証の進化を期待したいところですが、Appleは今年発売する「iPhone 8」(仮称)に目でロックを解除する「虹彩認証」の搭載すると伝えられています。
iPhone 8、有機EL/ワイヤレス充電/虹彩認証を搭載か
今年発売される「iPhone 8」にはサムスン製の有機ELに加え、先日報じられたワイヤレス充電や虹彩認証が搭載されることを業界筋の話としてDigiTimesが報じています。
Apple is more active in placing chip orders for the 2017 iPhone series, and has set more stringent inspection requirements for related chips, components, modules and mechanical parts, according to sources at analog IC vendors.
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虹彩認証の特徴、メリット、デメリット
虹彩認証は目の虹彩部分を読み取って認証を行う生体認証で指紋認証よりも他人受入率(登録していない生体情報を正しい生体情報と誤って認識する割合)が低いため、安全性が高いことが特徴です。
「iOS 10」で追加された“iPhoneを持ち上げると画面をオン”機能を併用すれば、iPhoneを持ち上げるだけで安全に画面のロック解除が可能になるはずです。
虹彩認証のデメリットは虹彩を読み取るために専用のカメラが必要になるためコストアップにつながること。Plusモデルでは合計4つのカメラを搭載することになります。また、赤外線も併用するため日差しの強い屋外、メガネをかけている時は認識率が悪くなることやカラーコンタクトを装着している時には虹彩認証を利用できません。
Appleは指紋認証との2段階認証を導入するとの情報もあるようですが、解除方法が複雑になり、解除できないケースも増えるため実現されるのか疑問です。
なお、虹彩認証はドコモから2015年に発売された富士通製のARROWS NX F-04Fでスマートフォンに初めて搭載され、昨年はサムスン製のGalxy Note 7にも搭載されています。AppleがiPhoneに採用すれば指紋認証と同じように急速に増えていくかもしれません。
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