
SamsungとGoogleが新製品の発表を終え、次はいよいよAppleの番です。
Appleは日本時間9月10日にスペシャルイベントを開催し、iPhone初の折りたたみスマートフォンを発表。翌週金曜日に発売すると見られていますが、発売当初は米国で先行販売され、その後、ほかの主要市場へ順次展開される可能性があるようです。
折りたたみiPhone、供給不足で米国先行発売か
ChannelNews Australiaによると、Appleは現地時間9月8日に折りたたみiPhoneを発表するものの、オーストラリアでの発売は米国から最大2〜3カ月遅れる可能性があるとのこと。
取材に応じた中国の主要部品サプライヤーは、遅延の主な理由として供給と価格の問題を挙げています。さらに、すでに製造された量産モデルのテストでも問題が発生していると説明したそうです。
課題になっているのは、やはりヒンジと折りたたみディスプレイで、当初は2026年6月に量産を開始する計画だったものの、8月上旬に延期され、さらにそこから遅れていると伝えています。
また、Appleが2026年下半期に計画している生産台数は700万台にとどまるとの情報もあります。事実であれば、世界各国へ十分な台数を割り当てるのは難しく、発売当初の供給はかなり限定されることになりそうです。
オーストラリアの通信事業者と大手小売業者も、iPhone 18シリーズが現地で発売されるタイミングでは折りたたみiPhoneが店頭に並ばないことを確認しているとのこと。限られた供給分はまず米国に投入され、その後、中国を含む主要市場へ順次展開されるとしています。
折りたたみiPhoneについては、製造上の問題によって発売当初の供給が限られる可能性がこれまでも報じられてきました。一時は発売そのものが遅れるとの情報もありましたが、そのたびに別の情報によって否定されている状況です。
一方で、これまで供給不足や発売時期の遅れはたびたび報じられてきましたが、米国で先行発売し、その後ほかの市場へ順次展開するという具体的な話は、これまでほとんど聞かれていません。
Apple Vision Proのようなスモールスタートもあり得る?
Appleが新製品を一部地域から展開するスモールスタートは過去にもあり、近年ではApple Vision Proがその代表例です。
折りたたみiPhoneとApple Vision Proには、新しい製品カテゴリであることに加え、高額で販売台数が限られると予想されるという共通点があります。供給量が少ないのであれば、Appleがまず米国で販売し、状況を見ながら対象地域を広げていくとしても不思議ではありません。
ただ、iPhoneのような製品は世界同時発売だからこそ、特定のコア層だけでなく一般層まで巻き込んだ大きな盛り上がりが生まれます。
Apple Vision Proは、iPhoneとは違ってまだ普及していないカテゴリだったうえ、地域ごとに発売時期が分散しました。その結果、極めて限られた界隈を中心に話題になっている印象が強く残りました。
折りたたみiPhoneまで同じようなスタートになってしまうのは、あまり望ましくないと思います。
折りたたみiPhone「米国先行説」を疑う理由
もっとも、今回の情報には粗さも見られます。
まず、発表日を可能性の低い9月8日としています。また、ChannelNews AustraliaはApple関連のリークで豊富な実績を持つメディアではありません。数日以内にBloombergのMark Gurmanあたりが別の情報を伝え、あっさり否定されても不思議ではありません。
Appleが折りたたみiPhoneの供給に苦労しているという話は、筆者もネット上の情報とは別に直接耳にしているほどですが、現時点では少し距離を置いて受け取っておいた方が良さそうです。
今年はWeibo発の情報や、これまであまり名前を聞かなかったメディアによるリークが大きく拡散される機会が増えたように感じます。
リーカーを巡る訴訟や情報管理の強化によって信頼性の高いリークが減っている影響なのか、メディアを取り巻く環境の変化によって、よりインパクトのあるリーク記事を出す必要に迫られているのか。その理由はわかりませんが、少なくとも以前より情報の見極めが必要になっているのは確かです。























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