実はiPhone 12シリーズには発表されていない封印されている機能がある。それはiPhoneのバッテリーを使って別のアクセサリを充電できる“リバースチャージング”だ。
Appleが認証機関に提出した資料から“リバースチャージング”の存在が明らかになっていたが、近い将来この機能が開放される可能性はないという。
MagSafe対応バッテリーパックは発売中止の可能性も
iPhone 12シリーズのリバースチャージングは今年発売する新型AirPodsに合わせて機能を開放するとも予想されていた。
しかし、Bloombergによると、AppleはiPhoneやAirPods、Apple Watchなどモバイルデバイスの相互充電について社内で議論しているが、近い将来実現しないだろうとのこと。
封印したままにする理由については不明だが、Appleは2019年にiPhoneの背面にAirPodsを乗せて充電する機能を計画していたものの中止したと伝えている。同年に発売されたiPhone 11シリーズからはリバースチャージング関連の部品も見つかっていた。
ベータ版のiOS 14.5から発見されていたMagSafe対応のバッテリーパックに関する情報もある。
バッテリーパックはiPhoneの背面に磁力で吸着して充電できるアクセサリ。モバイルバッテリーを使った有線充電よりも手軽で必要な分だけ持ち歩けて便利そうだ。
Bloombergによると一部のプロトタイプは白いゴム製。内部テストでは十分な磁力が確認されたものの、バッテリーパックが熱くなっていると誤って表示するソフトウェアの不具合やケースの有無による問題などで開発が遅れているという。最終的に延期または最終的に発売中止になる可能性があるとのこと。
今年発売されていないApple純正のバッテリー内蔵ケース「Smart Battery Case」は便利だったがデザインが良くなかった。MagSafeでカンタンに取り外しできるバッテリーパックならお気に入りのケースを使いながらiPhoneの電池持ちを改善できる。
なお、車載用アタッチメントなど別のMagSafeアクセサリの開発についても社内で議論されているとのこと。MagSafeによって全体売上の10%以上を占めるアクセサリとウェアラブル部門の収益がさらに増加しそうだ。
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