iPhone Xの顔認証「Face ID」は、ほとんどの場面において快適に使えるが、レビュー記事でも書いたとおり特定の場面ではうまく動作しない、または意図したとおり動作しないためストレスを感じることがある。
そのひとつがロック画面で顔認証に失敗したあとの動きだ。指紋認証では指紋の読み取りに失敗すると、すぐにパスコードの画面が表示されたが、顔認証の場合はiPhoneが少し震えて終わるだけ。かなり不親切でいまだに認証に失敗した時にどうしたらいいかわかっていない人が多いようだ。
この記事では、顔認証に失敗した後に再認証する方法を解説する。
顔認証「Face ID」に失敗した時の動作
まずは顔認証「Face ID」の認証に失敗した時の動作を確認しておこう。
サイドボタンを押すか画面を軽くタッチして「iPhone X」のロック画面が表示されたら顔認証を行う。認証に失敗すると画面上部の鍵アイコンと共にiPhoneが震えて失敗したことを知らせてくれる。さらに、画面下部のホームインジケータ周辺には“上にスワイプしてロック解除”のメッセージが表示される。
この画面で待機している人も多いと思うが、1度失敗すると、この画面でどれだけ待っていても自動で再認証されることはない。
- 1. 顔認証を実施
- 2. 認証に失敗、鍵アイコンとiPhoneが震える
- 3. “スワイプしてロック解除”のメッセージが表示される
顔認証「Face ID」、失敗後に再認証する方法
ホームインジケータを上にスワイプする
認証に失敗したあと、もう一度顔認証を行う方法は2種類ある。ほとんどの人が失敗後に表示される“上にスワイプしてロック解除”のメッセージにしたがい、ホームインジケータを上にスワイプして画面ロックを解除しているはず。すぐにホーム画面にアクセスしたいのであればこの方法が最良だ。
ただ、画面ロックを解除する前にホーム画面にアクセスしたいと決まっているのであれば「iPhone X」の画面をオンにした直後にホームインジケータを上にスワイプすると良い。最高速で顔認証を解除できる。
ホームインジケータを少しだけ上にスワイプする
ホーム画面にアクセスしたい場合は上記で紹介した方法で問題ないが、ロック画面で通知の内容だけ確認したいという人も多いはずだ。
というのも「iPhone X」ではロック画面に表示される通知の表示方法が異なる。具体的に認証前は通知の内容が一切表示されず、認証後に通知の内容が表示されるというもの。LINEのメッセージやアプリの通知などを他人に見られたくない場合に便利な機能だ。
つまり、「iPhone X」では通知の内容を確認するために顔認証を解除したいという場面が存在する。もしかするとホーム画面にアクセスするよりも通知だけを確認したいことの方が多いかもしれない。そんな時に役立つ方法をAlex Anderson(@_Alex_Anderson_)が紹介している。
Grab the home indicator and slide up slightly then back down. Retries FaceID without unlocking
— Alex Anderson (@_Alex_Anderson_) 2017年11月17日
Alexが紹介しているのは顔認証に失敗した後、ホームインジケータを少し上にスワイプしてすぐに離すという操作方法だ。この操作を行った直後に顔認証が再認証されるらしい。実際にやってみると説明どおりに動作した。
「iPhone X」の発売から日にちが経過して顔認証の使い方を把握してきた人も多いと思うが、失敗した後の動きについてはまだ把握しきれていない人も多いと思う。そんな時にこの記事で紹介した方法が役に立つはずだ。
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