KDDIがRCSの提供拡大。povo2.0やJ:COMモバイルなどMVNOでも利用可能に
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

KDDIが12月16日から新世代のメッセージ規格「RCS」(Rich Communication Services)の提供を拡大します。
RCSは今年4月からau / UQ mobile / povo 1.0で提供されていましたが、新たにpovo2.0およびau回線を利用するMVNOユーザーも利用可能になります。
RCSに対応するのは、GoogleメッセージとiOS メッセージアプリ。異なるOS間でも、電話番号だけで高画質な写真や動画をやり取りできるようになります。
RCSとは?SMSやMMSに変わる新世代のメッセージ規格
従来のSMSやMMSは、相手と同じアプリを使わなくても電話番号だけでメッセージをやり取りできる一方で、文字数や送信できるファイルの制限、画質の劣化など多くの制限がありました。
RCSはこれらを大きく改善した新しいメッセージ規格です。
RCSに対応したメッセージアプリでは、高画質な写真・動画、スタンプ、音声メッセージの送受信が可能になり、返信中であることを示すインジケーターや既読・未読の表示にも対応。
文字数制限もSMSの全角670文字から全角2,730文字に大幅緩和され、電話番号を知っている相手や、LINEなどを使っていない相手とも、快適にコミュニケーションできます。文字数に応じた送信料もかかりません。
特にiPhoneとAndroid間では、従来はSMS/MMSに落ちてしまい画質の劣化や機能の制限が目立っていましたが、RCSではこれらに縛られず、写真や動画を高品質のままやり取りできるようになります。
なお、RCSをiPhoneで利用するには、iOS 18.4以降にアップデートする必要があります。SMSが利用できない契約や、Androidフィーチャーフォンでは利用できません。
また、専用サイトからRCS無効化の手続きが可能です。















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