iPhoneの新しいワイヤレス充電規格「MagSafe」が人気を集めている。Apple純正の充電器は11月中旬まで手に入らず、クレジットカードや保険証を収納できるレザーウォレットは配送予定日が1ヶ月先になっている。
「MagSafe」は位置ズレなどワイヤレス充電器の弱点をマグネットで解消した規格で、最大15Wの高速ワイヤレス充電でiPhone 12シリーズを充電することも可能だが、強力なマグネットを利用しているだけに注意点も多いようだ。
20W未満の電源アダプタを使用すると充電速度が低下する
Appleが公開したサポートページによると、MagSafeを利用するには最低12WのUSB-C電源アダプタが必要となる。また、20W未満の電源アダプタを使用すると充電速度が低下するそうだ。
注意が必要なのは今年からAppleはiPhoneの付属アクセサリを大幅に減らしてパッケージのサイズを小さくしたこと。イヤホンだけでなく電源アダプタの付属も廃止したため、MagSafeを利用するために別途電源アダプタの購入が必要になる。20W USB-C電源アダプタは2,000円で販売されており、第8世代のiPadや第4世代のiPad Airに同梱されている。
なお、iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Max、iPad Proに同梱されていた電源アダプタは18WのためMagSafeで利用すると充電速度が低下する可能性がある。
充電する時にはiPhoneとMagSafeの間にクレジットカードやキーカード、、パスポート、キーホルダーなど物が挟まっていないことを確認する必要があり、金属のケースや厚型のケースはiPhoneから外す必要がある。配送予定日が大幅に送れるなど人気を集めているMagSafe対応iPhoneレザーウォレットもiPhoneから外さなければいけないとのこと。
また、レザーケースを付けたままMagSafeで充電するとケースに円形の跡が付く可能性があるという。MacRumorsのフォーラムではシリコーンケースにも跡が付いたとの報告が寄せられている。
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