1月23日、メルカリの子会社であるメルペイが、Origami Payを運営するOrigamiの全株式を取得し、買収することを発表した。
Origami Payは、QRコードとスマートフォンアプリを使ったスマホ決済サービスとして他社よりもいち早く2016年に正式開始(ベータ版は2015年から)し、これまでに8万社以上の加盟店を獲得しているサービス。
統合によって両社強みを融合して独自の価値を提供
今後はユーザーや加盟店に対して一定の周知期間を経たあとでOrigami Payがメルペイに統合される。
統合の理由については、キャッシュレス決済が中小事業者に普及していないため、日常的な決済手段としての利用が進んでいないことや事業者感の競争が激化しているなど現状を挙げた上で、Origamiとメルペイ両社の強みを融合することによって独自の価値を提供し、キャッシュレス社会実現に寄与できると説明している。
メルペイ、メルカリ、Origami、信金中央金庫の4社は今日付けで業務提携を発表しており、中小事業者へのメルペイ導入を推進するほか、信金中央金庫のネットワークを通じてメルペイを活用した地域イベントやメルカリの登録から購入、出品の仕方などが学べるメルカリ教室、利用促進キャンペーンなどを展開していくとのこと。
なお、昨年発表されたヤフーとLINEの経営統合によってPayPayとLINE Payの統合も噂されている。格安スマホでも起きたような統合がスマホ決済サービスでも今年から起きそうだ。