昨年開催された発表会のタッチ&トライで実機に触れ、同日届いた「KATANA 01」と比べると段違いでキビキビ動作することや、タッチパネルの反応に満足したので、発表会から数時間後に開設された予約サイトに直行し、オーダーを済ませました。
そんな、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン「NuAns NEO(ニュアンスネオ)」が届いたので、レビューします。
「NuAns NEO」ファーストインプレッション
「NuAns NEO」の最大の特徴と言えるのが、上下に分割された背面パネル「TWOTONE」または手帳スタイルのスタンドケース「FLIP」と、本体の「CORE」を組み合わせて全72通りのデザインを楽しめるCOREコンセプトです。
ポケットからスマートフォンを取り出したら、すぐに操作したい、カメラを撮りたいということもあって、手帳スタイルは自分に合わないので「TWOTONE」を選択。
公式サイトではTWOTONEの組み合わせをシミュレーションすることができます。
天然木を購入することは即決まりましたが、ダークウッドにするか、ナチュラルウッドにするか、TOPを天然木にするのか、それともBOTTOMか。かなり迷った結果、BOTTOMは天然木の「ダークウッド」、TOPは天然木と相性の良い「スムースブラック」をセレクトしました。
TWOTONEは日本の協力工場で生産されているようですが、スムースブラックは一部がめくれていたり、
ダークウッドも一部が欠け(?)ていたりと、致命的なものではなく、個体差もあると思いますが、気になります、、、
発表時に気になっていたパネル同士の段差は解消されていました。
背面にはSuicaやPASMOなどを入れるスペースが確保されており、擬似的なおサイフケータイとして利用することもできます。
何度か改札を通って見ましたが、磁気干渉防止シートなどを挟まなくてもそのまま通ることができました。チャージの際はパネルを外す必要がありますが、結構カンタンに外すことができます。
薄型化のトレンドと逆行する厚み11.3mmのラウンドボディは確かに持ちやすいのですが、横幅が74.2mmもあるので片手操作時のホールド感はなく、“厚さの割に”といった前提付きかなという印象です。
厚みのあるボディに搭載されるのは5.0インチ/HDのディスプレイ。防指紋フッ素コーティングにより指紋が付きにくく、コントラストも高く、タッチパネルの反応にも満足です。iPhone 6sに採用されているようなラウンドガラスも好印象です。
唯一の不満はディスプレイの輝度がかなり低く、日差しの指す屋外では100%に固定しないと視認することさえ難しいです。
カメラはまだほとんど使えてませんが、1,300万画素/F値2.0/広角28mmのリアカメラ、500万画素/F値2.4/広角24mmのフロントカメラを搭載するなど、オマケ程度ではない性能です。なお、設定によってカメラのシャッター音を消すことが可能、ご飯や子供、ペットを撮影するときに役に立ちそうです。
バッテリーは2日間充電不要を謳う大容量の3,350mAh。大容量のバッテリーで電池持ちは安心できる一方、充電時間が気になるところ。充電端子にはUSB-Cを採用したことで急速充電が可能ですが、それでもフル充電までに4時間以上を要します。
ただ、急速充電規格として広く採用されているQualcommの「QuickCharge 2.0」に対応した充電器を使用することで、たった1時間で80%の充電が可能です。対応製品としてはANKERの「PowerPort+ 6」やAUKEYの「PA-T2」があります。
アプリがまだまだ少ないWindows 10 Mobile
「NuAns NEO」自体は、これまでにないコンセプトを持った魅力的なスマートフォンですが、やはりOSがWindows 10 Mobileということもあって、アプリはまだまだ最低限程度のものしかなく、使用するアプリによってはiPhoneやAndroidを使わざるを得ない場面もあります。
Windows Phoneの普及が日本でも進んでiOSやAndroidと同等とまでは言わないものの、もう少しアプリが増えてくれば魅力的な一品になることは間違いないと思います。
価格・スペック・「Continuum」対応など、Windows 10 Mobileとして比較対象となる「VAIO Phone Biz」の詳細やフォトレビューはこちらからどうぞ。
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