国内最多の4,300万人が利用するスマホ決済「PayPay」を傘下に持つZホールディングスが、年内にもクレジットカード「PayPayカード」の発行を計画していると日本経済新聞が報じました。
利用額の1%をPayPayで使えるポイントとして付与するほか、楽天のようにヤフーのサービスを使用することで還元率が高まる仕組みを採用するなど、かなり詳細な部分まで報じられていることから近く正式発表があるものと思われます。
UPDATE:2021/12/01 07:20PayPayカードが正式発表されました。概ね報道と当記事での予測どおりの内容ですが、PayPayで利用した場合の還元率が1%から2.5%になるキャンペーンが実施されます。詳細はこちらからどうぞ
ナンバーレス式のクレジットカード発行
PayPayカードはApple Cardのようなカード番号やセキュリティコードを券面に記載しないナンバーレス式でキャッシュレス決済(おそらくタッチ式?)に対応するとのこと。
Amazon.co.jpが提供する「Amazon Mastercard」や楽天が提供する「楽天カード」と同じ年会費は永年無料で還元率も同じ1%に設定。スマホ決済PayPayで支払う金額の引き落とし先をPayPayカードに設定すると還元率が+1%増えたり、ヤフーショッピングやロハコで使用すると、Tポイント1%を含む合計3%を還元する仕組みを導入するようです。
PayPayでは、クレジットカードから残高にチャージするにはヤフーカードの利用が必要ですが、おそらく新しいPayPayカードでも残高チャージに対応するでしょう。
PayPayカードの提供はPayPayポイントの貯まるクレジットカードを要望するユーザーの声に応えたもので、PayPayが利用できない店舗でもPayPayカードを利用することでポイントを貯められるメリットがあります。主な決済手段としてPayPayを使いながら、非対応店舗では楽天カードなど他社のカードを利用しているユーザーを獲得できるかもしれません。
なお、ZHDの完全子会社であるワイジェイカード株式会社は今年10月にPayPayカード株式会社に社名を変更するとともに、本店所在地を福岡から東京に移しています。
ヤフー親会社のZホールディングス(HD)が年内にも新たなクレジットカード「PayPay(ペイペイ)カード」の発行を計画していることが29日わかった。利用額の1%をスマホ決済ペイペイのポイントとして付与する。クレカとペイペイを併用するとペイペイの還元率も1%上乗せされる。楽天グループなどと顧客獲得競争が激化する。
- 引用元
- 日本経済新聞
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