- SBI証券のマルチポイントサービスがPayPayポイントに対応しました。
- 開設や取引で獲得可能ですが、PayPayポイントは投資には使えません。
- これにより、楽天証券に対抗する形となり、SBI証券の利用者増が見込まれます。
SBI証券がPayPayとの連携を発表しました。
SBI証券では複数のポイントから好きなポイントプログラムを選べるマルチポイントサービスを提供していますが、新たにPayPayポイントを選ぶことが可能に。新規口座開設や取引、運用に応じてPayPayポイントを獲得すると、PayPayポイントを利用して街のお店やネットで買い物することができます。
SBI証券のマルチポイントサービスは、新規口座開設や各種取引などによってポイントを貯めたり、ポイントを使えるサービスです。これまでTポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイルを選ぶことができましたが、新たに6,000万人以上の会員数を有するPayPayポイントを選ぶことができます。
PayPayポイントは新規口座開設で100ポイント、そのほか投資信託取引、SBIラップのおまかせ運用、国内株式現物取引、金・プラチナ取引、FX取引でも異なる還元率で獲得できます。
なお、マルチポイントサービスでは、貯めたポイントを使って国内株式や投資信託のスポット買付、投信積立が可能ですが、PayPayポイントはポイント投資には対応していません。
日本最大の口座開設数を誇るSBI証券ですが、2024年から始まる新しいNISA制度に合わせて、2位の楽天証券が口座開設数を伸ばしています。つみたてNISA口座数で1位の楽天証券が選ばれる理由は、楽天モバイル・楽天市場・楽天カード・楽天銀行など生活に欠かせないサービスを多く揃え、それぞれのサービスの利用に応じて多くの楽天ポイントを獲得できる楽天経済圏にあります。
今回、SBI証券がPayPayポイントの付与に対応したことで、登録ユーザー数6000万人のPayPay経済圏の一部としてSBI証券を活用できるようになり、楽天証券に対する弱みを補う形になりました。
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