昨年10月に決済手数料を有料化したスマホ決済サービスのPayPay
当時の調査では約2割の利用店舗が「解約したい」と回答し、理由について「手数料がまかなえるほど利益が生まれていない」と回答した調査もありましたが、有料化から1年後も好調なようです。
決済回数・取扱高ともに大幅増に
ソフトバンクによるとPayPayの登録ユーザー数は、2022年9月末時点で5,121万人に到達したとのこと。前年同期比21%増とユーザー数を順調に伸ばしています。
今後については、月間アクティブユーザーが9,300万人を誇るLINEとの連携をさらに深めていくことで、さらに拡大を加速させていく予定と説明しました。
PayPayが最も重要視している決済回数および決済取扱高は、いずれも前年同期比で43%増を記録。決済回数は23億8000万回、決済取扱高は3.5兆円に。手数料の有料化によって、売上高は前年同期比で129%の大幅増で532億円を記録しています。
ただ、それでもPayPayが属する金融セグメント黒字化にはなっていないことから、記者から来年度は黒字予想と理解して良いか問われると、PayPayが上場を視野に入れている(いつどういう形で上場するか決めているものではない。“上場を目指している”と補足あり)ことから話せる時期になく答えられないと回答。
これを受けて3ヶ月前の決算では赤字で上場するのは理解が得られないと説明していた件(実際の発言は「今の環境で上場するのはよろしくないと感じている」「できれば黒字化したタイミングで」というもの)について問われると、EBITDA上では赤字が急激に縮小していると説明。
「黒字化が視野に入っているという風には考えている。このコメントでギリ。終わりにしていただけると」と回答しました。
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