ここ数年、新型Pixelスマートフォンの情報はダダ漏れの状態。発売が近いと報じられている「Pixel 4a」も例外ではないが、今年秋に発売と報じられていた「Pixel 5」については確度の高い情報が少ない。
今朝、“怪しげな”と前置きして伝えた「Pixel 5」のリーク画像についてもニセモノであるとの指摘が相次いでいる。
もしかすると「Pixel 5」に関しては何も決まってなく、そもそも漏れる情報すらないのかもしれない。
昨年からリークが激減
「Pixel 5」に関する情報は、複数あるうちの1つのプロトタイプが流出し、新デザインや超広角レンズを加えたトリプルカメラ、ベゼルが狭小化されたリフレッシュレート120Hz対応のディスプレイ、まさかのミドルレンジのプロセッサ搭載などが噂されているが、確度の高い情報はAndroidの解析結果から判明しているものだけで、ピュアなリークからわかっていることはあまりない。
振り返ってみると昨年の今ごろは「Pixel 4」の3D顔認証やSoliチップと空中ジェスチャ「モーションセンス」、望遠レンズを追加したデュアルカメラといった目玉機能やプロセッサ、メモリの容量、端末のデザイン、画面サイズまでほぼ正確にリークされ、実機が目撃されるなど丸裸にされた結果、Googleが異例の公式リークまで行っていた。
なぜこれほどまでにリークが激減しているのか。
理由についてAndroid PoliceのDavid Ruddockは、Googleがリークの封じ込めに成功しているわけではなく、まだなにも決めていないからと指摘。
Outside key product leads and execs, I don't think anyone knows for sure what's happening with Pixel 5 right now, and even those people may have plans totally subject to change.
— David "bury me with my golden arm" Ruddock (@RDRv3) July 6, 2020
9to5GoogleのStephen Hallは新型コロナウイルス感染拡大によって計画に大幅な遅れが発生している可能性について言及し、David Ruddockは製品開発のリーダーや幹部以外は「Pixel 5」で何が起きているのか誰も正確に知らないと思うとツイートしている。
今の段階で何も決まっていないのであれば「Pixel 5」は年内に発売されない可能性がある。4月にパッケージ写真までリークされながら「Pixel 4a」がまだ発売されていない理由には「Pixel 5」の開発が大幅に遅れていることも関係しているのかもしれない。
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