リークが止まらない低価格スマートフォン「Pixel 4a」だが、秋に発売されるであろう「Pixel 5」もリークが続いてる。
以前から「Pixel 5」はフラグシップモデルにはならないと報じられていたが、予測をさらに強めるヒントが発見された。
Pixel 4aには、望遠レンズが搭載?それとも…
先日、TecnoLike Plusがプロトタイプ版とされる「Pixel 4a」の実機動画を公開した。9to5Googleは、このYouTuberからプレリリース版にあたるGoogleカメラを提供してもらいアプリを解析した結果「Pixel 5」がフラグシップモデルにならないヒントを発見した。
まずGoogleカメラアプリでは、Pixel 4aは“photo_pixel_2020_midrange_config”として識別されているという。識別子はPixel 4aがミッドレンジモデルであることを明言している。
同アプリの別の場所では“photo_pixel_2020_config”も見つかった。
昨年発売されたPixel 3aが“photo_pixel_2019_midrange_config”、Pixel 4が“photo_pixel_2019_config”として識別されていることから新たに見つかった“photo_pixel_2020_config”は「Pixel 5」だろう。
TwitterではGoogleカメラの改造屋Cee Stark(@Cstark_27)がPixelシリーズの識別子をまとめている。
- Pixel 3aシリーズ
- コードネーム: bonito/sargo
- 識別子: photo_pixel_2019_midrange_config
- Pixel 4シリーズ
- コードネーム: coral/flame
- 識別子: photo_pixel_2019_config
- ?
- コードネーム: needlefish
- 識別子: photo_pixel_2019_config
- Pixel 4a
- コードネーム: sunfish
- 識別子: photo_pixel_2020_midrange_config
- Pixel 5
- コードネーム: bramble/redfin
- 識別子: photo_pixel_2020_config
Googleカメラアプリからは識別子“photo_pixel_2020_config”がコードネーム“Bramble”とリンクすることも確認されたという。
これまでにAndroidのソースコード管理プロジェクトAOSPやGoogle関連アプリから3つのコードネーム(Sunfish、Redfin、Bramble)が発見されており、SunfishはPixel 4aであることがわかっている一方でRedfinとBrambleについてはPixel 4a XLかPixel 5か確定していなかったが、今回のアプリ解析によってコードネームBrambleについては「Pixel 5」である可能性が非常に高くなったということだ。
また、RedfinとBrambleには5Gモデムを内蔵したSnapdragon 765シリーズが搭載されることがわかっており、フラグシップモデル向けのSnapdragon 865シリーズは搭載されずミドルレンジモデルとなるようだ。
Snapdragon 765シリーズの性能は865に比べて35〜50%も性能が劣るが、Pixelスマートフォンの大きな課題だった電池持ちについては大幅に改善されるかもしれない。
このほかにもPixel 4aとPixel 5が望遠レンズを示す識別子“SABRE_UNZOOMED_TELEPHOTO”とリンクしていることが確認されたようだ。ただ、これまでにリークされたPixel 4aの実機写真や実機動画を見る限りシングルレンズであることからPixel 4aについては、ソフトウェアによって光学ズームと同等の画質でズーム撮影が可能になると予測されている。
なお、Pixel 4aはリークされたプロモーション画像から販売価格が399ドル〜になることがわかっており、画面サイズの大きなPixel 4a XLが存在するのではないかとの声があるが、Bramble/RedfinがPixel 5シリーズ関連のコードとすれば、Pixel 4aには価格の異なる複数のストレージが用意されるはずだ。
コメントを残す