watchOS 27は小粒アップデートか。心拍数は改善、AI健康アドバイスは延期の可能性
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Appleが日本時間6月9日午前2時から開催するWWDC2026では、iOS 27とともにwatchOS 27も発表される見込みです。
今年のwatchOS 27は、派手な新機能がいくつも追加されるアップデートではなく、安定性やパフォーマンスの改善、小規模な調整が中心になるようです。
iOS 27も同じく安定性重視のアップデートになると報じられており、数年に一度ある足元を整える年になりそうです。
一方で、Apple Watchに関しては心拍数トラッキングの改善が予定されているとのこと。具体的に何が変わるのかはまだ明らかになっていませんが、将来的に登場すると噂されているAIヘルスコーチにもつながる、重要なアップデートになる可能性があります。
心拍数トラッキングは何が変わる?
watchOS 27では、Apple Watchの心拍数トラッキングが改善されると報じられています。
ただし、現時点では具体的に何が変わるのかは明らかになっていません。測定頻度が上がるのか、アルゴリズムが改善されるのか不明です。
スマートウォッチの心拍数トラッキングは、センサーの性能だけでなく、どれくらいの頻度で測定するか、取得したデータをどう処理するかによっても体験が変わります。Apple Watchもワークアウト中は継続的に心拍数を測定しますが、日常時の測定は活動状況によって間隔が変わります。
今回の改善が、より細かい測定につながるものなのか、それとも取得したデータの分析精度を高めるものなのかはまだわかりません。また、watchOS 27のアップデートとして提供される以上、ソフトウェア面での改善とみられますが、すべてのApple Watchで利用できるのか、一部のモデルに限られるのかも不明です。
別の課題として、Apple Watchが多くの健康データを集めている一方で、そのデータの見づらさと、どのように活用していいのかわかりにくいといったことがあります。ここにはまだ改善の余地がありそうです。
This year’s watchOS 27 update will focus largely on stability, performance and smaller refinements, rather than introducing major new capabilities. Still, improvements to heart-rate tracking are coming. https://t.co/YtfT1eh1A8
— Mark Gurman (@markgurman) May 24, 2026
AIヘルスコーチは初回リリースに間に合わない可能性
Appleは、トレンドになりつつあるAIヘルスコーチにも注力しているようです。
Googleが明日発売するFitbit Airでは、Google Health Premiumを通じて、Geminiを活用したGoogleヘルスコーチを利用できます。AIに相談しながら、自分に合ったワークアウトメニューを組み立てられるなど、スマートウォッチやフィットネストラッカーで集めたデータを日々の行動につなげる流れは、今後さらに加速しそうです。
Appleも以前から、ヘルスケアデータをもとに健康に関するアドバイスを行うAIエージェントを開発していると噂されています。Project Mulberryと呼ばれるこのプロジェクトでは、ヘルスケアアプリに蓄積された心拍数、睡眠、運動などのデータをもとに、ユーザーごとにアドバイスを行うと報じられてきました。
さらに、iPhoneのカメラを使って運動フォームを分析し、改善点を提案する機能も検討されているようです。
なお、AppleはAirPodsにカメラを搭載する計画も報じられています。写真や動画を撮るためではなく、周囲の視覚情報をSiriに渡したり、道案内や空間オーディオ、ジェスチャー操作に活用したりする用途が想定されています。現時点でAIヘルスコーチとの連携が報じられているわけではありませんが、将来的にこうした視覚情報もヘルスケアに活用されれば、運動フォームの確認や食事記録などの使い方はさらに広がるかもしれません。
ただし、AppleのAIヘルスコーチはiOS 27の初回リリースには間に合わない可能性があります。提供時期は、10月ごろのiOS 27.1、来春のiOS 27.4、あるいはその中間になる可能性があると見られています。




















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