Xiaomi 14T|14 T Proが日本発売。Leicaトリプルカメラ・ズミルックスレンズ搭載のTシリーズは初
シャオミ・ジャパンが、フラグシップ並みの性能ながらコスパに優れたTシリーズの最新スマートフォン「Xiaomi 14T」と「Xiaomi 14T Pro」の日本発売を発表しました。
最大の特徴は、Tシリーズ史上最高のカメラを搭載していること。カメラはLeica(ライカ)と共同開発したトリプルカメラシステムです。
Leicaカメラを搭載したXiaomiスマホは、今年日本でも発売されたXiaomi 14 Ultraが大きな反響呼びましたが、約20万円の高額な価格がネックでした。今回、より手ごろな価格でLeicaカメラを搭載したTシリーズが日本に初登場します。
Leicaと共同開発のトリプルカメラxズミクロンレンズ搭載
Leicaと共同開発したカメラは、12MP超広角・50MP広角・50MP望遠のトリプル構成。レンズの数は3つながらも高画素センサー・高い処理能力のチップ・ソフトウェア処理によって最大5つの焦点距離(15/23/46/60/120mm)をサポートします。
さらにマクロ撮影にも対応することで、手元から遠くの被写体まで広範囲の距離を誰でもカンタンに印象的な写真を撮影できます。
Xiaomi 13Tシリーズのズミクロンレンズに比べて光を取り込む能力に優れるズミルックスレンズを搭載することで、暗い場所でも明るく、優れた色合い、コントラスト、解像度の写真が撮れるほか、美しいボケ感のあるポートレート撮影が可能です。
なお、上位モデルのXiaomi 14T Proは、広角カメラにXiaomi独自の大型イメージセンサー「Light Fusion 900」を搭載することで、光の取り込み能力がさらに強化されています。また、光学2.6倍ズームの望遠レンズも搭載され、より遠くの被写体をくっきり撮影できます。
- ズミルックスレンズ
- ƒ/1.6-2.2
- 15-60mm
- 非球面レンズ
- 50MP 広角カメラ
- 光学手ぶれ補正
- Light Fusion 900 イメージセンサー
- 1/1.31インチ
- 50MP 望遠カメラ
- 2.6倍ズーム
- 12MP 超広角カメラ
- ズミルックスレンズ
- ƒ/1.7-2.2
- 15-50mm
- 非球面レンズ
- 50MP 広角カメラ
- 光学手ぶれ補正
- IMX906 イメージセンサー
- 1/1.56インチ
- 50MP 望遠カメラ
- 2倍ズーム
- 12MP 超広角カメラ
さらにXiaomiが独自開発したAIモデル「Xiaomi AISP」を搭載することで画質向上を行います。
処理能力は、最大54TOPSに到達。前世代と比べて処理能力が約2倍に向上しました。8枚のRAW画像を瞬時に1枚に合成する高度なAI処理も可能になり、夜間撮影におけるノイズ低減を効果的に行い、前世代に比べて最大6倍のダイナミックレンジを実現しています。
撮影モードではより自然な背景ぼかしが可能な「マスターポートレートモード」に対応。ほかにも暗い場所での撮影速度が向上し、見たままの画像を確認できるようプレビュー画面の精度も改善されています。
動画撮影では、映画などで使用される2.39:1のアスペクト比や、フォーカスとぼかしを自動で切り替える「映画モード」を利用できます。Rec.2020による10bit撮影によって、より多くの色情報を記録し、映画のような映像を楽しめる「Master Cinemaモード」にも対応します。
画面の大きさは6.7インチ。1.5K解像度、最大4,000ニトの明るさを誇る有機ELフラットディスプレイを採用。周囲の光や時間に応じて色温度と輝度を自動調整し、ブルーライト低減機能も備えています。
最大144Hzのリフレッシュレートによるなめらかな映像体験にも対応。画面に指を乗せるだけで画面ロックをスムーズに解除できるディスプレイ指紋認証も利用できます。
チップセットは、Xiaomi 14TがMediaTek Dimensity 8300-Ultraを、Xiaomi 14T ProはAI処理に優れたフラグシップ向けのMediaTek Dimensity 9300+を搭載しています。
これまでGoogle PixelやGalaxyに限定されていた画面をなぞるだけで検索できる「かこって検索」にも対応。AI言語機能による文字起こし、字幕生成、翻訳などにも対応します。AI拡大機能により、写真の背景に合わせて周辺の景色を拡大生成することもできます。
電力効率に優れる4nmプロセス製造のチップと大容量の5,000mAhのバッテリーを組み合わせています。同梱の充電器を利用すると、Xiaomi 14T Proは120W出力でわずか19分、Xiaomi 14Tは67W出力で15分で50%まで充電できます。
Xiaomi 14T Proは、最大50W出力(日本では最大10W出力)のワイヤレスハイパーチャージにも対応。急速ワイヤレス充電で発生した熱を冷却する最新のXiaomi 3D Ice Loop冷却システムも備えています。
また、充電サイクル(100%分の利用で1回)が1600回に達しても、最大容量が80%まで維持できる長寿命バッテリーです。
ちなみに、同じバッテリー容量でLeicaカメラを搭載しているXiaomi 14 Ultraは、電池持ちが極端に悪く、筆者がカメラテストしたときはわずか3時間ほどで電池が切れましたが、Xiaomi 14T Proは最大15.7時間の連続使用が可能。Xiaomi史上最長の電池持ちを誇るとのこと。
デザインは、まったく新しいコンセプトの「チタンデザイン」を採用しています。
特徴はチタンのような見た目や質感ですが、チタニウムを使用しているわけではなく、フレームには耐久性が2倍に向上したアルミニウムを採用しています。
前面には超薄型ベゼルを採用、Xiaomi 14T Proの背面には3Dカーブガラスを使用しています。
カラーはチタンブラック、チタングレー、チタンブルーの3色をラインナップ。Xiaomi 14Tでは、ヴィーガンレザーのレモングリーンも選べますが、チタンブラックは日本で販売されません。
IP68等級の防水・防塵を備え、おサイフケータイにも対応します。
発売日はXiaomi 14T Proが11月下旬以降、Xiaomi 14Tが12月中旬以降です。
Xiaomi 14T Proはソフトバンクのほかオープンマーケットで販売されます。価格は12+256GBは109,800円、12+512GBが119,800円。Xiaomi 14TはauとUQ mobileで発売されます。
Xiaomi 14Tと14T Proの違いを比較
Xiaomi 14T Pro | Xiaomi 14T | |
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デザイン | ||
素材 |
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サイズ |
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重さ | 209 g | 193-195 g |
ディスプレイ |
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カメラ |
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フロントカメラ |
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写真機能 |
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動画機能 |
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チップセット |
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メモリ | 12GB | 12GB |
バッテリー |
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ワイヤレス充電 |
| なし |
SIM |
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Wi-Fi |
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Bluetooth | 5.4 | 5.4 |
FeliCa | ◯ | ◯ |
防水・防じん | IP68 | IP68 |
USB | Type-C | Type-C |
セキュリティ |
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センサー |
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位置情報 |
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同梱品 |
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