ソニーの2021年夏フラグシップスマートフォン「Xperia 1 III」(エクスペリアワンマークスリー)がソフトバンクから6月中旬以降、ドコモとauからは7月以降に発売されます。
発売前に「Xperia 1 III」の実機を触ることができたのでショートなフォトレビューをお届けします。ちなみにレビューするのはドコモ版です。背面にドコモのロゴが入っています。
一番のお気に入りは“フロストパープル”
Xperia 1 IIIはフラットなディスプレイとフレーム、背面パネルを使用するなど見た目は昨年発売されたXperia 1 IIとほぼ同じです。
大きく変わったのはフレームと背面パネルの仕上げ。指紋など汚れが付きやすい光沢のあるメタルフレームとガラスではなく、側面と背面はサラサラな質感のフロスト仕上げに変更されています。
カラーはフロストブラック、フロストグレー、フロストパープルの3色。すべてシックで落ち着きのあるカラーです。個人的な一番のお気に入りはやっぱりパープル。ツヤ消しのブラックもカッコいいですけどね。
パープルの色合いとフロストの質感は以下の動画の方がわかりやすいです。
ゲーム機能が大きく進化したディスプレイ
Xperia 1 IIIのディスプレイは世界初の4K・リフレッシュレート120Hz・HDR対応の有機ELです。6.5インチのビッグディスプレイですが、横幅は71mmなので片手でも持ちやすく快適。
ディスプレイはゲーム機能が強化されました。画面の書き換え階数が一般的なスマートフォンに比べて最大2倍のリフレッシュレート120Hzに対応しているのでなめらかな映像が楽しめます。
タッチしたのに認識されない現象(タップ抜け)を防ぐタッチサンプリングレート240Hzにも対応。発表時から注目していたのはゲームをプレイ中に、暗いシーンを意図的に明るく表示するなど、色の階調を適切に調整して隠れている敵や障害物の発見に役立つ「L-γレイザー」ですが、残念ながら展示会場では体験できず。
ほかにはゲーム画面の録画時に最大120fpsで記録できるハイフレームレート録画機能や録画ボタンを押す30秒前からのプレイ動画を保存できるRTレコードが用意されています。ゲームをプレイするだけでなく実況でも役立つ機能満載です。
徐々に画面内に指紋認証センサーを内蔵するディスプレイ指紋認証をサポートするスマートフォンが増えていますが、Xperia 1 IIIは従来と同じ側面の電源ボタンに指紋認証センサーを内蔵しています。センサーが右にあるので自分みたいな左手操作だと使いにくい。。。
新しくなったカメラのレンズとアプリ
大好評のカールツァイスと共同で開発したZEISSレンズはXperia 1 IIIにも継続して搭載されています。
カメラは現行モデルと同じ広角・超広角・望遠の3レンズを搭載していますが、望遠レンズは世界初*の可変式望遠レンズに進化しました。ペリスコープ式を採用することで、薄型ボディを維持しつつ、より遠くの被写体に近づけることが可能に。さらにカメラ内部でレンズをスライドさせることで1つのレンズで2つの画角/倍率(光学2.9倍ズームと光学4.4倍ズーム)が楽しめるレンズを実現しています。
世界初の可変式望遠レンズ:デュアルフォトダイオードセンサーを備えるスマートフォンとして
カメラアプリも大きく変わりました。Xperia 1 IIではカジュアルに使える標準のカメラアプリと、RAW撮影やシャッタースピード/ISO感度/ホワイトバランスなどをきめ細かく設定できる専用アプリ「Photography Pro」を使い分けできましたが、Xperia 1 IIIでは標準のカメラアプリがベーシックモードとしてPhotography Proに内蔵される形に。
標準のカメラアプリにマニュアルモードを内蔵するのが一般的ですが、Xperia 1 IIIのアプローチは真逆。
撮影モードを切り替えるには端に表示されるモードボタンをタップしてリボルバー式のメニューを操作しますが、この操作方法に戸惑う人や気づかない人も多いかも。アプリを起動した時はかならずBASICで起動して、マニュアルで使いたい人のために起動直後の撮影モードはオプションで変更できるといった工夫が必要かもしれません(じっくり触れなかったのですでに実装されているかも)
ということでショートなフォトレビューでした。またじっくり触る機会があれば詳細にレビューします。「Xperia 1 III」はドコモオンラインショップで予約受付中。ソフトバンクは7月1日午前10時から予約受付を開始します。
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