10月から議論されてきた携帯電話の料金を値下げする取りまとめ案が本日午前中に有識者会議にて発表されます。
とりまとめ案には、昨日の報道のとおり高額なキャッシュバックや実質0円のような販売方法を見直すことや割安なプランで利用できる格安スマホの利用者を増やす対策が盛り込まれるとのこと。
値下げに向けた新プランは本日のとりまとめ案には含まれないものの、2016年1月にも公表されるようです。
ドコモは家族向けの割引サービスを拡大か
NHKによると、主要3社は2016年1月にも具体的な値下げプランを公表する方針とのこと。ドコモは家族で契約している利用者の料金を割引くことで家計全体の料金を引き下げる仕組みを検討。
携帯電話の利用料金を引き下げる方策を検討してきた総務省の有識者会議は16日、多くの利用者の値下げにつながる新たな料金体系を作るよう求める報告書を取りまとめます。これを踏まえ、NTTドコモは家族で契約している利用者の料金の割り引きを検討するなど、大手各社は来月にも具体的な値下げプランを公表する方針です。
引用元:携帯電話料金 各社来月にも値下げプラン公表へ NHKニュース
ソフトバンクは長期間契約しているユーザーの優遇策を、auは通信量が少ない小学生向けのジュニアケータイプラン、55歳以上向けのシニアプランの対象年齢を拡大することを検討しているようです。
- ドコモ:家族向けの割引額を拡大
- au:ジュニア、シニア向けのプランの対象年齢を拡大
- ソフトバンク:長期間契約者を優遇
今回の携帯料金見直しでは、キャッシュバックや実質0円から生まれる不公平感を解消するための携帯料金の値下げ案が議論されてきました。
不利を受けるのは買い替えの少ない長期契約者ということでしたが、キャッシュバックや実質0円の廃止または見直しによって長期契約者の料金を原資とする新規契約者の優遇は薄れることになります。
不公平感を解消したところで、各社が実施する値下げ案は「家族」「子供」「お年寄り」「長期契約者」といった一部の契約者を優遇するプランが提供されるようです。割引額や対象年齢の拡大範囲、適用範囲がわからない現時点ではありがたがって良いのかわかりませんが、NHKが報じた各社の値下げ方針をみるかぎり、行き届く範囲はそこまで広くはないと思われます。
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