ポケモンGO、Googleアカウントにフルアクセス許可の不具合。早期修正予定も日本でのサービス開始に影響あり?
海外で先行配信され、各国のAppStoreとGooglePlayストアで無料総合ランキングアプリの1位を獲得している「Pokémon GO」のiOS版にグーグルアカウントへのフルアクセスを許可する不具合が確認されました。
ポケモンGO、Googleアカウントにフルアクセスする不具合。開発元のNianticは早期修正予定とコメント
「Pokémon GO」では、プレイ開始時にアカウントを作成必要があり、メールアドレスとパスワードを登録する方法とGoogleアカウントを使って登録する2つの方法があります。
登録がカンタンなのはGoogleアカウントを使う方法です。登録画面でも上部に配置されているため、Googleアカウントとの連携を使った人が多いはずです。
登録時にどのような機能にアクセスするのか具体的に明示するべきですが、明示されないままゲームがスタートします。なお、登録前に表示される利用規約には「アクセスが許容される個人情報(例えば、お客様のグーグル電子メールアドレス…」との記述はあるものの、フルアクセスすることは明言されていません。
実際にGoogleアカウントにアクセスして、「Pokémon GO」が要求している要求している権限を確認したところ「フルアカウント アクセス」となっていました。
Googleアカウントにフルアクセスさせることで、「Pokémon GO」は、Googleアカウントのほぼすべての情報を表示できるだけでなく、変更も可能になります。グーグルのヘルプページでは「個人で使用しているパソコン、スマートフォン、タブレットにインストールした、完全に信頼しているアプリケーションにのみ付与するようにしてください。」と呼びかけています。
この件に関して複数のメディアが回答を求めたものの、Nianticは期限までに回答しなかったようですが、ABCに対して「アカウントの基本データにしかアクセスしていない(具体的にはユーザーIDとメールアドレス)、収集もしていない」とし、早期修正予定であると回答しています。
JUST IN: Niantic statement on #PokemonGO privacy issues with google accounts pic.twitter.com/JdZtaVDGOe
— Matt Stone (@Matthew__Stone) 2016年7月12日
Googleアカウントへのフルアクセスを削除するには、このリンクからGoogleアカウントに進んで、「Pokemon Go Release」を選択したあと「削除」ボタンをタップして、「OK」をタップすると、削除することができます。
なお、Googleアカウントへのアクセス権を削除して、再度Pokémon GOを利用したところゲームデータは削除されませんでした(再度アクセス権が付くため注意)
日本での配信を今週中に予定していた「Pokémon GO」ですが、この不具合によって不具合の修正→テスト→アップルの審査といった流れが必要になるため、リリース時期が延期される可能性もありそうです。
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