先日の記事でお伝えしたとおり、ポケモンGOに出現するポケモンをマップ上に表示する「PokeVision(ポケビジョン)」などのサードパーティ製のツールが利用不可となりました。
その他の類似サービスでも同様に利用不可となっていることから、開発元のナイアンティックが対策を行ったと見られていましたが、開発元のジョン・ハンケCEOは、こういったマッピングツールに関して「好きじゃない」「利用規約違反だ」とコメントしていたことがわかりました。
ツールはゲームをつまらなくする。利用規約違反で将来的に利用不可に
米フォーブスがジョン・ハンケに対して行ったインタビューにて、Poké Radar(ポケビジョンと同様のマッピングツール)などについて聞かれると、「好きじゃない。つまらない」と答え、「将来的に動作しなくなる」としています。
F: How do you feel about Poké Radar and things that tap into the code and show where Pokémon are spawning?
JH: Yeah, I don’t really like that. Not a fan.
We have priorities right now but they might find in the future that those things may not work. People are only hurting themselves because it takes some fun out of the game. People are hacking around trying to take data out of our system and that’s against our terms of service.
さらに、ジョン・ハンケ氏は、「マッピングツールを使うことでゲームの楽しさを自ら奪うことになる」「ハッキングによってデータを取得する行為は利用規約違反」だとしています。
ポケモンGOをプレイする前に表示されるサービス利用規約には、ボットやクローラーなどあらゆる手段を通じてポケモンGOのコンテンツにアクセスもしくは検索、ダウンロードする行為を禁止するとの記述があり、ポケビジョンなどのツールが規約違反になるというわけです。
行動規範、一般禁止事項、及び当社の執行権
お客様は、本サービス利用中のお客様自身の行為及びユーザーコンテンツ並びにこれらにより引き起こされるあらゆる結果について責任を負うことに同意します。本サービスの利用に際して禁止される行為及びユーザーコンテンツの内容については、トレイナーガイドラインをご参照ください。お客様は、本サービス及びコンテンツの利用にあたって、以下の行為(一例であり、これらに限定されません。)を行わないことに同意します。
当社又はその他の一般的に利用可能な第三者のウェブブラウザによって提供されたもの以外の技術又は手段(オートメーションソフトウェア、bot、スパイダー、クローラ、データマイニングツール又はあらゆる種類のハック、ツール、エージェント、エンジン若しくはデバイスの利用によるものを含みますが、これらに限りません。)を通じて、本サービス若しくはコンテンツへのアクセス若しくはその検索、又は本サービスからのコンテンツのダウンロードを企図すること。
ジョン・ハンケ氏の言葉どおり、インタビューの数日後にポケビジョンやその他類似ツールは動作しなくなったことが確認されています。一部利用可能なサービス・アプリもありますが、順次利用不可となるはずです。
なお、ツールの使用が特定されれば利用規約違反としてポケモンGOのアカウントが停止(BAN)される可能性もあるため、マッピングツールを利用することはオススメしません。
確かにポケビジョンなどのマッピングツールはとても便利なツールで、アプリで利用できる「近くにいるポケモン」の機能は十分ではありませんが、付近にいるポケモンを地図上にマッピングしてゲットできる時間をリアルタイムに確認できるというのはやり過ぎとも言えます。
自分も使っていましたが、レアなポケモンに出会ってゲットしても感動はありません。ゲットできるのが当たり前で、どのポケモンに出会ってもポッポやドードーと同じぐらいの感動になってしまいます。
ポケモントレーナーではなく、図鑑を完成させることを目的としたポケモンコレクターを目指すのであれば割りきって楽しむのも良いかもしれませんが。