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人も探せるAndroidのデバイスを探す機能が「Find Hub」に変更。衛星通信にも対応へ

Yusuke Sakakura

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ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2025/05/14 4:53
人も探せるAndroidのデバイスを探す機能が「Find Hub」に変更。衛星通信にも対応へ

Androidでは、以前から「デバイスを探す」機能が提供されてきました。

当初は、別のスマートフォンやPCからウェブにアクセスし、地図上で紛失・盗難にあったAndroidスマートフォンの現在地を確認したり、音を鳴らしたり、遠隔で初期化することができました。

最近では、世界中のAndroidデバイスとBluetooth通信を活用することで、インターネット圏外のデバイスでも検出可能に。また、リアルタイムの位置情報を家族や友人と共有し、人の居場所を探すこともできるようになっています。

こうした機能拡張を受けて、Googleは「デバイスを探す」機能をFind Hubへとリブランディング。さらに、2025年後半には衛星通信への対応も予定しています。

スーツケースやスキー用品に内蔵も

Find Hubでは、これまで通りAndroidスマートフォンのほか、接続されたイヤホンやBluetoothトラッカー、人の位置情報まで探すことが可能です。

リブランディングと同時に、より多様な製品でFind Hubが利用できるようになることも発表されました。

  • Mokobara:Find Hub内蔵のスーツケース
  • Peak:Find Hub内蔵のスキー用品
  • Pixbee:ディズニーテーマのBluetoothタグ
  • moto tag:超広帯域(UWB)対応タグを活用した新しい周辺検索機能

ついにUWBに対応。距離と方向でも探せるように

今月中にUWBにも対応します。

UWBは紛失防止タグで使用されているBluetoothに比べて、近距離での追跡精度が高く、距離と方向も確認できる技術。これにより、見失ったアイテムを短時間で探し出すことができます。

UWBを搭載した紛失防止タグとして最も有名な製品はAppleのAirTagですが、Find Hubも正式に対応することになりました。

なお、UWBを利用するには、トラッカーだけでなく、スマホも対応している必要があります。

iPhoneと違ってAndroid側の対応はバラバラ。Google PixelやGalaxyでも一部のモデルにしか搭載されていないため、トラッカーを購入する際は注意が必要です。

圏外でも探せる、衛星通信対応

Find Hubでは、デバイスや人を探す方法も拡張されます。

これまでは、探す対象がインターネットまたは、世界中で10億台が稼働するAndroidデバイスを活用して構築された巨大な「デバイスを探すネットワーク」に接続されている必要がありました。

新たに衛星通信に対応することで、山奥や電波が届かない場所、人通りの少ない地域でもデバイスや人を探せるようになります。

例えば、登山中に離れてしまった友だちと合流する際にも、衛星通信を活用することで見つけやすくなるかもしれません。

さらに、航空会社との連携によって位置情報を共有することも可能となり、2026年初頭には紛失した手荷物の追跡がより簡単になる予定です。

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