iPhone 18 Proのカメラは何が変わる?可変絞りで自然なボケ、放熱・電池持ちも改善へ

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Y.Sakakura

Appleが来週10日に開催するスペシャルイベントでは、iPhone 18 ProとiPhone 18 Pro Maxが発表される見込みです。

これまでの主役だった無印モデルは春に回されますが、今年の主役はProとはならず、折りたたみiPhoneになる見込みです。

イベントでは日陰の存在になりそうなProモデルですが、折りたたみiPhoneは30万円クラスになるとも噂されています。価格を考えれば、イベント後に多くの人が現実的な選択肢として注目するのはProモデルになるでしょう。

昨年はフォームファクターを刷新したこともあり、今年はマイナーアップデートになると見られています。それでもカメラを重視する人や、予算を理由に折りたたみiPhoneを見送る人にとっては有力な選択肢になりそうです。

可変絞りでポートレート改善か

Mark Guramnの最新レポートによると、今年のProもカメラがアップデートされます。

昨年は光学4倍と8倍光学相当の望遠カメラと、縦に持ったままワイドなセルフィーを撮影できるフロントカメラが大きな特徴でしたが、今年の目玉は可変絞りとされています。

可変絞りは新しい技術ではなく、かつてSamsungやXiaomiも採用していましたが、現在はいずれも廃止しています。

SamsungはGalaxy S9とS10で、撮影シーンに応じてƒ/1.5とƒ/2.4を切り替えるデュアルアパーチャーを採用。暗所では光を多く取り込み、明るい場所では絞ることでシャープな撮影を可能にしていました。

人間の瞳のように絞りを調整する可変絞り
人間の瞳のように絞りを調整する可変絞り

ところがGalaxy S20で廃止されます。メインセンサーの大型化やコンピュテーショナルフォトグラフィの進化によって、デュアルアパーチャーのメリットを別の方法で補えるようになり、廃止によってコストを抑えられるメリットもあったと考えられます。

さらにSamsungは今年、可変絞りの復活を検討したものの、スマートフォンの限られたサイズではメリットが限定的として採用を見送ったと報じられています。

XiaomiはXiaomi 14 Ultraで、ƒ/1.63〜ƒ/4.0の無段階可変絞りを採用。取り込む光の量だけでなく、ボケや被写界深度を調整する撮影表現にも活用していました。

ところが、こちらもわずか1世代で廃止されます。Leicaの担当者は、AIやソフトウェアチューニングの進歩によって機械式絞りが担っていた役割の多くをソフトウェアで補えるようになったことや、機械式絞りを組み込むことでカメラモジュールが厚くなることを理由に挙げています。

一方で、物理的に絞ることで生まれる光芒など、ソフトウェアでは完全に置き換えられない撮影表現も失われました。

今回の報道によると、Appleも光量を細かく調整するだけでなく、被写界深度をコントロールするために可変絞りを活用します。

iPhoneのポートレートモードはソフトウェアで背景をぼかすため、被写体との境界が不自然になったり、ボケが大げさに見えたりすることがあります。可変絞りによって光学的に被写界深度をコントロールできれば、より自然なボケを表現できる可能性があります。

電池持ちを向上、ベイパーチャンバーで放熱改善も

電池持ちも向上する見込みです。

電力効率の向上が期待されるApple設計のC2モデムを採用するほか、A20 Proも2nmプロセスへ移行。バッテリー容量も増えると噂されており、電池持ちの改善が期待できます。

AppleはiPhone 17 Proにベイパーチャンバーを初めて採用しましたが、今年はさらに改良するようです。

ベイパーチャンバーは、チップから発生する熱を効率よく拡散するための冷却システムです。iPhone 17 Proでは、A19 Proの熱をベイパーチャンバーからアルミニウム製の筐体へ広く逃がすことで放熱性能を高めています。

ベイパーチャンバーそのものはAndroidスマートフォンで以前から採用されている技術で、内部構造やサイズによって放熱性能にも差があります。

今回の改良内容は明らかになっていませんが、ベイパーチャンバーの大型化に加えて、内部の冷却液や蒸気がより効率よく循環する構造への変更などが考えられます。

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