折りたたみiPhoneは「ここ数年で最もエキサイティング」。実際に使った人が高く評価した3つのポイント

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Y.Sakakura

折りたたみiPhoneは「ここ数年で最もエキサイティング」。実際に使った人が高く評価した3つのポイント

ここ数週間、折りたたみスマートフォンに過去最大の注目が集まっています。

Samsungがワイドタイプの「Galaxy Z Fold8」を発売し、GoogleもGemini Intelligenceに対応した最新の折りたたみスマートフォン「Google Pixel 11 Pro Fold」を投入しました。

そして、いよいよ次は本命とも言えるAppleの番です。BloombergのMark Gurmanは最新レポートで、実際に折りたたみiPhoneを使用した人の評価を伝えています。

折りたたみiPhoneは「ここ数年で最もエキサイティング」

Mark Gurmanは、折りたたみiPhoneについて「ここ数年のApple製品で最もエキサイティングな新製品」と評価しています。

実際に発売前の折りたたみiPhoneを使用した複数の人物から話を聞いたとしており、その評価もかなり高いようです。

高く評価されているのは、ポケットへの収まりのよさ、高度なヒンジ機構の感触と耐久性、そして大きなメインディスプレイを活用した「iPad風の新しいアプリレイアウト」です。

iPhoneで初めて画面分割が実現か

このiPad風の新しいアプリレイアウトについて詳しくは語られていませんが、今年3月の報道では、2つのアプリを左右に並べて表示できると伝えられていました。

Androidでは古くから画面分割に対応していますが、iPhoneでは2つのアプリを同時に表示することはできません。

折りたたみiPhoneで画面分割が実現すれば、「1画面1アプリ」という約20年間続いたiPhoneの常識が大きく変わることになります。

Safariで調べた内容をそのままメモしたり、YouTubeを見ながらメッセージを送ったり、写真を確認しながらメールを書いたり、AIに相談しながら買い物をしたり。iPhoneの使い方そのものが大きく変わりそうです。

もちろん、1つのアプリを大きく表示して動画やゲームを楽しんだり、広い画面でマップを確認したりと、用途に応じて使い分けることもできます。

さらに、今年3月の報道では、多くのアプリで左側にサイドバーを表示するとも伝えられていました。

その後に開催されたWWDC26では、十分な横幅がある場合にタブバーではなくサイドバーを表示できる仕組みをiOS 27に追加すると発表しています。

折りたたんだ状態では従来のiPhoneと同じUIを表示し、開くとiPadのようなUIへ切り替わる、レスポンシブな使い方になることが予想されます。

7.8インチの画面をどう広く使うのか

一方で、気になるのは画面サイズです。

ポケットへの収まりのよさという評価からも、折りたたみiPhoneはコンパクトサイズになることが予想されます。

Galaxy Z Fold8を見ても、パスポートタイプの折りたたみスマホは、画面を大きくするとそのぶん本体の幅も広くなります。閉じた状態での持ちやすさや操作性を重視すれば、スクエアタイプに比べてメインディスプレイを大型化しにくく、マルチタスキングの表示領域では競合に劣る可能性があります。

iPadのステージマネージャやMacのように、複数のアプリウィンドウを並べる方式は、あまり向いていないように感じます。

単純に画面を2分割するだけでなく、メインで操作するアプリに合わせて表示領域を素早く広げたり、3つのアプリを同時に開いてもそれぞれを見やすく表示したりと、限られた画面を効率よく使う工夫が求められます。

たとえばOnePlus Openでは、複数のアプリを画面の外側にはみ出すように配置し、タップするだけでメインのアプリを素早く切り替えられる独自のマルチタスキングを採用しています。

後発のAppleには、こうした他社の取り組みを研究したうえで最適な方法を取り入れることもできますし、Appleらしい独自のマルチタスキングも期待したいところです。

7.8インチ前後と噂される画面を、Appleがソフトウェアでどこまで広く感じさせられるのか。折りたたみiPhone最大の見どころのひとつになりそうです。

価格は30万円超え?カメラには弱点も

最大の懸念事項は、やはり価格です。

Gurmanも2,000ドルを超える予定としており、日本では30万円を超える可能性があります。

これはトリプルカメラを搭載し、ペン操作にも対応、折り目もほとんど目立たないOPPO Find N6と同等の価格帯です。

一方、折りたたみiPhoneのカメラは2つのみになると噂されています。Apple Pencilに対応するといった噂もありません。

この価格帯の製品にApple最高峰のカメラシステムを期待するのは当然ですが、それが実現するのは今年ではなく、少なくとも数年先になると伝えられています。

これまでAppleは、miniやPlus、Airといったサイズの変化で、無印とProに次ぐ3つ目の選択肢を確保しようとしていましたが、どれも体験そのものを大きく変えるものではありませんでした。

折りたたみiPhoneは形が変わるだけでなく、iPhoneの使い方そのものも変えられることから、これまで定着しなかった「第3のiPhone」として新たなポジションを確立できる可能性があります。

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