「iOS 11」ベータ版をインストールする方法

Appleが2017年秋に正式配信する「iOS 11」を先行発表した。正式配信を前に開発者向けにiOS 11のベータ版が本日から配信されている。

手元のiPhone/iPadにiOS 11ベータ版をインストールしたので、画像付きで詳しくiOS 11ベータ版のインストール方法を紹介する。（無料でインストールできるパブリックベータ版の導入手順はこちら）

バックアップを取る

iOS 11からiOS 10にダウングレードしたあと、元の状態に戻すにはバックアップが必要となるため、ベータ版をインストールする前にかならずiPhone/iPad/iPod touchのバックアップを取っておこう。バックアップの手順は以下の記事で詳しく解説している。

• iPhoneをバックアップ・復元する方法〜iTunes / iCloudバックアップ対応

Apple Developer Programに登録する

ベータ版の「iOS 11」は開発者向けに提供されているものだが、年額11,800円を支払ってApple Developer Programに登録すれば誰でもiPhoneやiPadにインストールできる。

Apple Developer Programへの登録は以下のリンク先から行える。数年前までは英語で案内されていたが、現在は日本語に対応しているので特に迷うことはないだろう。

• Apple Developer Program に登録する前に

「iOS 11」ベータ版のダウンロード

Apple Developer Programの登録が完了したら、iOS 11ベータ版をダウンロードする。

iOS 10ベータ版のダウンロード方法は2通り用意されている。MacやiTunesが必要になる「Restore Images」とiPhoneやiPadだけでiOS 11ベータ版が導入できる「Configuration Profile」をインストールする方法だが、ここでは両方のインストール方法を解説する。

「Configuration Profile」をダウンロードする

「Configuration Profile」をダウンロードするには以下のリンク先から配信ページにアクセスする。アクセスの際にはApple IDへのログインが必要となる。

• Download – Apple Developer

Fetured Downloadsの項目から「iOS 11 beta」を見つけて「Download」ボタンをタップする。確認ダイアログが表示されるので「許可」をタップする。

設定画面が表示されるので画面右上の「インストール」をタップする。パスコードを入力したのち承諾画面が表示されるのでここでも画面右上の「インストール」をタップする。

インストールしたConfiguration Profileを適用するには再起動が必要になるので「再起動」を選択しよう。

「iOS 11」ベータ版にアップデートする

再起動が完了したら。設定にアクセスして「一般」→「ソフトウェアアップデート」に進んで「ダウンロードとインストール」をタップすると、iOS 11ベータ版のダウンロードとインストールが開始される。

「Restore Images」をダウンロードする

「Restore Images」をダウンロードするには以下のリンク先から配信ページにアクセスする。アクセスの際にはApple IDへのログインが必要となる。

• Download – Apple Developer

Featured Downloadsの項目からiOS 11 betaを見つけてiOS Restore Imagesの右端にある「See all」をクリックする。iOS 11をインストールしたいモデルのDownloadボタンをクリックすると、Restore Imagesのダウンロードが始まる。

ダウンロードが完了したら、iPhone/iPad/iPod touchをMacまたはWindows PCに接続してiTunesを起動する。Optionキー（WindowsならShiftキー）を押しながら「アップデート」をクリック後、ダウンロードしたRestore Imageを選択する。

iOS 11ベータ版をインストールするか確認画面が表示されるため、「アップデート」をクリックするとアップデートが開始される。

iOS 11ベータ版からiOS 10に戻す

iOS 11ベータ版はまだまだ動作が不安定だ。日常利用でインストールすることはおすすめできない。iOS 10に戻す方法は以下の記事で詳しく解説している。

• iOS 11ベータ版からiOS 10に戻す方法