世界2位のファーウェイに大打撃、GoogleがAndroidアップデートなど提供停止か
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

5月20日、ロイターはGoogleが中国の通信機器大手であるファーウェイとの一部ビジネスを停止したと報じた。
これによりファーウェイのスマートフォンやタブレットでは、Androidのバージョンアップが不可能になり、Google PlayストアやGmail、YouTubeといったいわゆるGoogle Appsが利用できなくなる可能性がある。
ファーウェイ、許可なく部品やソフトウェアの調達が不可能に
ことの発端は米商務省が公表したエンティティーリストにファーウェイが掲載されたことだ。同リストに掲載されると米政府の許可なく部品やソフトウェア、技術を輸出できなくなる。
ロイターが関係筋から得た情報によると、ファーウェイはAndroidのソース管理プロジェクトAOSPで公開されているオープンソースのAndroidは利用できるものの、Googleが特許権を持つGoogle PlayストアやGmail、YouTubeなどのアプリやサービスが利用できなくなるそうだ。
事実であれば世界2位のスマートフォンメーカーにとって大打撃になる。ファーウェイはドコモから「HUAWEI P30 Pro」を、auから「HUAWEI P30 lite Premium」を発売する予定。あす21日には新製品発表会も開催する。部品とソフトウェアの両面で規制がかかれば当然発売も難しくなる。果たして発表する新製品は発売できるのだろうか。
UPDATE:2019/05/20 20:53ファーウェイが声明を発表し、世界中で販売した製品および在庫となっている製品にセキュリティアップデートを継続提供することを発表 した。
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