Googleがアメリカ政府の方針に基いてAndroidのOSアップデートやセキュリティアップデート、GmailやYouTubeなどのアプリの提供を停止するとの報道に対してファーウェイが声明を発表した。
OSアップデートや新製品には言及せず
ファーウェイの声明は、HUAWEIとHonorのスマートフォンとタブレットに対してセキュリティアップデートとアフターサービスを今後も提供し続けるというもの。世界中で販売された製品と在庫がある製品を対象としている。
“Huawei has made substantial contributions to the development and growth of Android around the world. As one of Android’s key global partners, we have worked closely with their open-source platform to develop an ecosystem that has benefitted both users and the industry.
Huawei will continue to provide security updates and after-sales services to all existing Huawei and Honor smartphone and tablet products, covering those that have been sold and that are still in stock globally.
We will continue to build a safe and sustainable software ecosystem, in order to provide the best experience for all users globally.”
- 引用元
- The Verge
なお、GoogleはAndroidのTwitterアカウントを通じて、米政府の命令を順守し影響を検討しているとコメント。さらに、既存の製品においてはGoogle PlayやGoogle Playプロテクトによるセキュリティ保護機能*が引き続き利用できることを明かしている。
Google Playプロテクト: 24時間通じて自動的にスキャンし、有害なアプリからデバイスやデータを保護するAndroid向けのセキュリティシステム。セキュリティアップデートによってシステムが最新化される。
For Huawei users' questions regarding our steps to comply w/ the recent US government actions: We assure you while we are complying with all US gov't requirements, services like Google Play & security from Google Play Protect will keep functioning on your existing Huawei device.
— Android (@Android) 2019年5月20日
AndroidのOSアップデートについては不明。2019年第3四半期には「Android 10」の正式配信が予定されている。また、これから発売される新しい製品については両社ともに対応を明かしていない。
ファーウェイの新製品は日本国内でも「HUAWEI P30 Pro」がドコモから今夏発売される予定。auは「HUAWEI P30 lite Premium」を5月下旬に発売する予定だ。また、ファーウェイは明日21日に新製品発表会を開催する。SIMフリー版のHUAWEI P30シリーズや折りたたみスマホ「HUAWEI Mate X」の日本発売に期待がかかっていたが、OSアップデートやセキュリティアップデートを保証しないデバイスを売るとは考えにくく、GmailやYouTubeなどGoogleのアプリがインストールされていない製品を消費者は避けるだろう。
明日の新製品発表会に参加し、なんらかの発表があればお伝えする。
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