Google翻訳、コピペ不要の文字認識による翻訳機能に対応か
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
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翻訳したいテキストを選択、コピー、翻訳アプリを起動してペーストする――非常に手間のかかる作業だが、近い将来わずか2タップで翻訳できるようになるかもしれない。
現在、開発者向けに提供されているベータ版のAndroid QからOCR(光学文字認識)を利用した新しい翻訳機能が発見されたようだ。
Google翻訳 x 文字認識の新機能
9to5Googleによると、Android Qではアプリに表示されているテキストが端末に設定している言語と明らかに異なる場合、最近使ったアプリ/アプリランチャーを起動すると「Translate」ボタンが表示されて、ボタンをタップするとレイヤー式にGoogle翻訳が起動して翻訳文が表示される。
画面上に表示されたテキストはAndroid 9 Pieで追加されたOCRによってスキャンされるという。上記の動画でTwitterの文字を認識して翻訳しているようにサードパーティのアプリにも対応する。
文字認識を使った翻訳機能は絵文字やTwitterカードを正しく読み込めないなどの問題はあるが、Google翻訳を使うにあたってテキストの選択とコピペなどのわずらわしい操作が不要になるのは嬉しい。
なお、翻訳機能は最終リリース版に近いシステム動作を実装しているベータ5でも正式に有効化されていないため、2019年第3四半期に予定されている最初のリリースには間に合わない可能性が高い。またOCRの翻訳機能を利用できるのは当面の間、Pixelシリーズに限定されるようだ。
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