日本で唯一PHS事業を展開するウィルコムが携帯電話回線によるデータ通信事業をスタートさせるのではないかと一部報道機関が報じています。
ウィルコムはPHS事業を専業でおこなっており、携帯電話回線は持っていませんがMVNOによってNTTドコモの回線を借りて携帯電話事業に参入するのではないかとのこと。
ウィルコムとNTTドコモからのコメントも。
ウィルコムが携帯参入? ドコモMVNOで、一部報道 – ITmedia +D モバイル
ウィルコム、データ通信でドコモと提携 モバイル-最新ニュース:IT-PLUS
これらの記事によれば、ウィルコムはMVNOでNTTドコモの通信網を借りて高速データ通信事業を展開するのではないかとのこと。
時期については来春、実現すれば通信網を持つキャリアがMVNOを利用するケースは日本初。
事業内容としては、下り最大7.2MbpsのHSDPAをスタートさせるのではないかと見られています。使用料金については他社より約2割程度安くなるようです。
この報道に対して各キャリアのコメントは以下。
■ウィルコム
「競争環境が激化するなか、新たなサービス展開など進める上で、さまざまな可能性について検討しており、その中でNTTドコモ様も含め、色々な可能性について話し合いを行っていることは事実です。なお現時点で、これらに関わる個別の案件・内容についてはお答えできません」
■NTTドコモ
「MVNOに関しては、何も申し上げない方針であり、今回もコメントはない」
どちらのキャリアも明確に否定はしてないので無い話しではないのかもしれません。
そして、気になるのはこれまでに発売されたウィルコムの端末でHSDPAでデータ通信が可能なのかですね。
もし可能であるならば、ウィルコムが来春スタートさせる次世代PHSと現在のPHSそしてHSDPAをサポートする端末が登場するのでしょうか?