iPhoneアプリの開発者が承認プロセスの不満を理由に撤退。
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ポール氏は、パソコンに保存している楽曲をiPhoneまたはiPod touchで再生できる機能を持つ「Airfoil Speakers Touch」のアップデート版を作成し、App Storeで公開するためにAppleに承認を求めたものの、同アプリケーションがApple製品の画像を使用しているという理由で承認されませんでした。
ポール氏によれば、承認されなかった理由となった画像は当初のバージョンでは認められていたようです。これを不満に思った同氏は、iPhone向けのアプリケーション開発から撤退を発表しました。
自社製品でしか使用できないアプリケーションに自社の製品画像が使用されていて何が問題なのでしょうか?自社の製品でしか使えないとはいえ、自社製品の画像を使用してお金を取るというのがAppleには気にくわなかったのでしょうか?
こういったAppleのアプリケーションの審査には多くの問題が潜んでます。アプリケーションに大きなバグがあって修正を入れても、審査が終わるまでユーザーに提供することはできません。そういった意味ではGoogleが提供するAndroidマーケットやマーケットを介さなくてもアプリケーションをダウンロードできるWindows Mobileは優れていますよね。iPhoneで利用できるアプリケーションと比べて機能の追加やバグの修正といったレスポンスが遙かに良いです。開発者目線でも、バグがあればすぐに修正したり好きなタイミングで提供できるAndroidやWindows Mobileの方が開発しやすいのではないでしょうか。
今後もAppleが今の様な方針でアプリケーションストアを運営していくのであれば、今回の様に開発者が開発を止めてしまうというケースが増えていくかもしれません。せめて審査制度を止めるか審査を簡易なものにしてもいいでのは?
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